新年が始まったので去年のおみくじを振り返る

あけましておめでとうございます。2019年、亥の年ですね。

今年も丁寧にやっていきます。よろしくお願いいたします。

ところでみなさん初詣するとおみくじ引くと思うんですが、毎年の結果は覚えていますか、その辺にくくりつけたら忘れてしまいましたか。

僕は手帳の週のページにホッチキスで貼り付けていて、一年前のページを開くと当時の結果がすぐわかります。

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去年は中吉だったようですね。

ちなみに手帳は高橋書店のフェルテR 3 を使っています。月のカレンダーと週のカレンダーが別々になっていて便利です。僕は前者にはざっくりした予定を、後者には詳しいスケジュールを書き込んでいます。

 さて、おみくじというのは神社ごとに同様に確からしい確率で結果が出るわけですが、その結果がどれくらい当たっていたかを一年経ったいま検証してみたいと思います。

 

湊川神社おみくじ

第八番 小吉

運勢

なすべき事は必ずなす決心をせよ 決心した事は必ず実行せよ

坂道を下るように楽にことが運びます。身を謹んで事にあたればさらに幸福がふえます。何事にも感謝するよう心掛けましょう。

いきなり難しいご宣託でした。去年はわりと決心をつけた気がしますし、それなりに実行してきた気もします。

楽にことが運んだかというと、全然そうではなかったと思います。教育実習では疲弊してたし、就活はうまくいきませんでした。身の慎みが足りなかったのでしょうか、あるいは感謝を怠っていたからでしょうか。

願望

他人の助けによつてうまくはかどります。

これは結構当たっていたように思えます。旅行に行きたいなと思っていたらちょうど話が舞い込んできたり、イベント参加したいなと思っていたら同士がすぐに見つかったりしました。所属しているコミュニティさまさまという感じがします。

待人

すこし邪魔があつても必ず来ます。

これはまあ、そうだったかもしれません。

失物

女性が知つているときがあります。

プサンのヘウンデで夜パブで泥酔して気がついたら東横インの部屋で寝ていたことがあって、藁にもすがる思いで昨夜のパブに行ったらお姉さんが掃除をしていて、携帯忘れたんですけどなかったですか、Galaxy S7の黒いの、と言ったら確かに自分のものを渡してくれたことがありました。当たりましたね。

旅行

行つた方がよいでしよう。盗難に注意することです。

これも行ってよかったですね。飛行機に往復で三回乗りました。盗難は心当たりがありませんが、浴場の更衣室に数珠と加圧タイツをそれぞれ忘れました。

商売

他人の世話によつて利益があります。

あんまりピンと来ませんね。イベント開催したときはどちらかというと赤字が多かった気がします。

学問

困難ですが一心に勉強した方が良いでしょう。

一心に勉強しなかったので今修論書くので苦労しています。

方向

南の方はよいでしよう。

部屋は南向きなのでよかったと思います。

争事

はじめあぶなく後は心配ありません。

特に心配なかったです。8月ソウルのカジノに行った時には7500円相当儲けました。

就職

人格を磨けば叶います。

人格を磨かなかったので去年中には叶いませんでした。

転居

そのまま居るのが最も安全です。

シェアハウスから自殺未遂者が出ましたが自分自身は安全に過ごせました。

出産

安心する事です。

その予定はないので安心しています。

病気

一時あぶなくなる様ですが全快します。

あんまり危なかった記憶はないです。持病の皮膚疾患は治ったりぶり返したりです。

縁談

思つたほど早くまとまりません。待つた方がよいと思います。

今後も関わりを続けたい人は増えたように思います。

 

講評

おおむね当たっていたんじゃないかと思います。旅行や失物はその通りだったなという印象です。人格を磨けとか何事にも感謝しろとかいった一般に通じる教訓は、あんまり履行できなかったのでなるほどこの有様という感じがします。しかしまあ就活こそうまくいきませんでしたが、身近な人々には恵まれ仕事や能力もきちんと評価してもらえていることがわかったので、その点では実りある一年だったのではないかなと振り返ることができました。

ちなみに今年のおみくじの結果は過去にも一度引いたか引かなかったかという凶でした。おみくじの結果は所詮マートンの言う預言の自己成就に過ぎないので京都に戻ったら吉以上が出るまで引き直したいと思います。

はてなブログで振り返る2018年

晦日は年の締めくくりに振り返りエントリを書こうと思います。今年は起きたイベントをちゃんとはてなブログに書くようにしていたので、過去エントリのタイトルを見返すと出来事がわかって便利です。

1月

SMTP++ #4 に備えてDJの練習をやっていました。思い切ってDDJ-RBを買い、曲をつないだりマッシュアップしたりして楽しんでた記憶があります。

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それと月末最終日からボクシングジムに通い始めました。もう一年近く通ったことになりますね。

silloi.hatenablog.com

 

2月

2月にはピョンチャン冬季オリンピックが開催されていて、自分もその盛り上がりに加わりたいと思い韓国に渡りました。ミョンドンのマクドナルドでP社の面接を受けて落ちたりしました。ピョンチャンは遠くて結局行きませんでした。 

silloi.hatenablog.com

 

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3月

近くの建物の地下にあるギャラリー兼バーみたいなところでバーレスクを見ました。女の子とちょっと冒険したい時とかに良さそうと思いました。

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毎年誰も僕の誕生日を覚えておらず祝ってくれなかったので、自分で誕生日パーティーを開きました。参加費の代わりにプレゼントでもOKにしたら普通に赤字になりました。来年もやりますがその時は全員分ちゃんと取ろうと思います。 

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4月

エイプリルフールで色々やりました。その結果怒られが発生したりしました。 

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 KMCこと京大マイコンクラブに今さら入部しました。この頃はまだプロジェクトに通えてました。

silloi.hatenablog.com

 

5月

プログラミングでは久々の成果物となるモールス信号練習機をKMCのラピッドコーディング祭りで作りました。予想通りマニアックな層にウケました。

silloi.hatenablog.com

SMTP++ #4 では初出演のDJを見事敢行しました。他の出演者の方からもかなり良かったと言ってもらえて嬉しかったです。

silloi.hatenablog.com

 

6月

家にOculus Goが届いたりZOZOスーツが届いたりしました。どちらも今は使っていないのでなんとか活用したいです。 

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この月は市内の高校で3週間の教育実習をしていたのですがその合間にサーキットベンディングのワークショップに参加しました。生徒よりも他の実習生に見せて面白がっていました。

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7月

 佐々木典士さんの『ぼく習』を読んで、いかに意志力を使わずに暮らせるかということを考えていました。就活の方はいよいよ厳しくなってきました。

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id:Pasta-K 君がNotaで生ハムの原木を切るTGIFを開いたので参加しました。残った原木は僕が持ち帰って鍋にしました。

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あとこの月はMacを購入して、下旬には家に届きました。今年も高額製品を色々買った中でも一番高い買い物ですが、その価値はきっとあったと思います。

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8月

そのMacでプログラミング環境を整えようと悪戦苦闘していました。結果的にいい感じに動かせていると思います。 

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先に社会人になったアルファツイッタラーの友人と一緒に韓国に行きました。今回初めてプサンに行ったんですが海雲台のリゾート感が最高だったので来年また行きたいです。 

silloi.hatenablog.com

 

 

9月

この月は色々イベントに参加しました。まずは京都大学サマーデザインスクール。実質インターンみたいなことをやらされました。

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 id:fukuso_sutaro を誘ってPyCon JP 2018に参加しました。良いイベントに来ることができたとたいそう喜んでいたので僕も嬉しかったです。

silloi.hatenablog.com

LINEのハッカソンに参加して飲み屋の情報を教えてくれるbotを作りました。スクレイピングの部分はチームメイトの人が作ってくれたので助かりました、他はほとんど自分が書きました。

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10月

id:hitode909 さんと id:corinyou さんのウェッパことウェディングパーティーに参加しました。LTで言葉の話をしてウケを取りました。

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ノリで申し込んだ基本情報技術者試験を受けました。ちゃんと対策したので11月に合格が出ました。 

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Notaで開催されたScrapbox Drinkup #6 Kyoto に参加しました。LTでワインの話をしてよさそうとの評価を得ました。

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 あと #つくりおき でトマトの雑マリネのエントリを書きました。独身男性だけでなくそうでない方からも大きな反響がありました。

tsukurioki.hatenablog.com

 

11月

id:Pasta-K 君とid:nonylene 君、あとKMCのOBのtakemaruさんと北海道を旅行しました。体験がめちゃくちゃ良かったのでオススメです。 

silloi.hatenablog.com

silloi.hatenablog.com

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12月

アドベントカレンダーの記事を二つ書きました。一つ目はサークルクラッシュ同好会のやつで、自分語りやめてトレーニングをやれというポジショントークをしました。 

silloi.hatenablog.com

もう一つはGoogle Spreadsheetsのやつで、スプレッドシートの便利な利用法とライフハックについて書きました。

silloi.hatenablog.com

まとめ

今年の抱負は「人間関係を戦略的にやっていく」だったのですが、暮らしの充実度ではやれていた気もするし就活とかの面ではやれてなかった気もします。来年の抱負はまだ考えていませんが年が明けたらまた降りてくると思います。

大学院生にも役立つGoogle Spreadsheetの使い方

このエントリは Spreadsheets/Excel Advent Calendar 2018 の21日目の記事です。

adventar.org

昨日は id:h-nayuta さんの「技術同人誌との心の距離。そして今後。」でした。

 

はじめに

こんにちは、id:silloi です。当初は「修論に役立つGoogle Spreadsheetの便利な使い方」というタイトルでエントリを書こうと思っていたのですが、実際は思ったほど研究においてSpreadsheetを活用できておらず、それで利用範囲を生活一般に広げてこのようなタイトルにしました。生活といっても僕はまだ大学院生なので、その用途も大学生活に関するものが多くなっています。

 

自己紹介

京都の大学院で社会学を専攻しています。情報社会学やメディア論に関心があり、修士論文では写真撮影という行為について書いています。その提出期限まで一ヶ月後を切っており、大変な思いで残り半分を書こうとしているところです。それどころか一昨日就職するつもりでいた企業から内定を実質取り消され、いま非常に厳しい状況で年末を迎えようとしています。

さて、Google Spreadsheetはアルバイトの業務で主にデータ分析やグラフの作成に利用しており、個人的な用途にも使っています。というのも職場のエンジニアはMacユーザーが多く、自分が貸し出されたMacにもOfficeソフトは入っていませんでした。それにしてもGoogle Spreadsheetの自動保存や共同編集といった機能には、業務においてとてもよく助けられています。僕も今年Macに乗り換え、Officeもインストールしているのですが、Google Spreadsheetの方が断然よく使っていますね。

また、こうした業務経験から数式だけでなく分析手法やものの捉え方にも詳しくなれたと感じたので、基本情報技術者試験を受験したところ一発で合格しました。午後の言語問題で選択した分野はもちろん表計算です。

silloi.hatenablog.com

さて次から、簡単なものですが僕がGoogle Spreadsheetで作った(作ろうとした)ものについて紹介します。

 

参考文献生成表

各行に書籍の情報を入力すると、参考文献の様式で出力してくれるシートです。

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論文を書くのは大変な作業ですが、その中でも面倒なものの一つが参考文献の編集です。社会学の論文を書くには、日本社会学会から刊行されている『社会学評論スタイルガイド』の様式に従って書くことが期待されています。とはいえこれを手打ちしようとすると、普段使っている句読点の代わりに全角のカンマやピリオドを使わなければならないなど入力が厄介です。そこでスプレッドシートに入力したら勝手に整形してくれる便利ツールを作りました。

やってることは簡単で、書籍のタイトルや著者名といった要素を、約物を間に挟みながらCONCATENATEで文字列連結しているだけです。

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今のところ和書と洋書でシートを分けていますが、最終的にはIF分岐でそれぞれにあった書式に自動で整形するようにして、アルファベット順に並べられるようにすることを考えています。今気づいたんですけどその前に書籍と論文雑誌で分岐する必要がありますねこれ。

要素さえ変えれば他の様式にも応用できるので、スプレッドシート初心者でも簡単に作れると思います。全国の大学生はWordだけでなくExcel、いやGoogle Spreadsheetをもっと使ってほしいですね。

 

QDAコーディングシート

インタビューの分析にもスプレッドシートを使おうと考えたことがありました。

インタビュー内容を分析する手法にはいくつかありますが、質的データ分析(QDA)と呼ばれる手法では、データを細切に分割して内容ごとに分類する「コーディング」と呼ばれるプロセスがあります。こうした作業を統合的に行えるソフトウェアもありますが、研究機関向けでアホみたいに高いので学生には手を出せません。

www.maxqda.com

でも各々の作業自体はそれほど難しいことをやっているわけでもないので、スプレッドシートでもできるやろと考えていました。しかし今回の僕の研究ではこのような質的データ分析の手法を採用しなかったので、これは結局ボツになりました。

 

アポ表

これはあんまり大っぴらにはしたくないんですが、女性と会う約束をしたり実際に会った週をシートで可視化しています。

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独身男性の皆さまはよくお分かりかと思いますが、女性との交流を維持しておくことはとても重要です。僕は交際範囲こそ広いものの、社交的な活度がそれほど高くないので、放っておくとせっかく知り合った女性と疎遠になってしまいます。逆に物理的・心理的距離が近い人とは交際が集中してしまい、その関係がスポイルする(される)こともあります。

そこでそうした交際関係を調整するべく作られたのが、このアポイントメント表です。黄色はアポイントメントの打診・成立、赤色は実際に面会したことを表しています。

このシートの趣旨に照らせば、アポイントメントが実現したかどうかよりも、こうして飲みに誘ったという事実が大切なのです。というのも飲みに誘うということは「今後もあなたと関係を続けたい、あわよくばもっと親しくなりたい」という意思表明であるからです。僕の周りには素敵な女性が多くて手に余るので、こうしてなるべく効果的に交際を保とうとしているのです。とはいえ女性からすればデートをシートで管理する男はイヤですね、彼女たちがこのエントリを読まないことを祈りつつ次へ行きましょう。

 

酒の記録

飲んだお酒の銘柄や産地をスプレッドシートで管理しようとしたこともありました。

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一時期お酒に詳しくなりたいと思った時期があって、ワインやビールの種別や産地、風味などについて勉強したりしていました。あるときワイン飲み放題の店に行く機会があったので、そこで飲んだワインの情報をシートにまとめることにしました。スプレッドシートなら色や産地、飲んだ時期ごとにフィルターをかけられて、後から参照するのに便利だろうと思ったのです。しかしあんまり視覚的にインパクトがなくてフィルターかける必要性もないなと思い、それよりScrapboxでまとめた方が便利だと思いシートの方は更新するのをやめました。

silloi.hatenablog.com

 

三島由紀夫『不道徳教育講座』引用リスト

僕がまだExcelを主に使っていた頃、三島由紀夫の『不道徳教育講座』の引用リストをシートにまとめました。

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この本は僕のバイブルで、大学に入る前から帯がボロボロになったものをセロテープでつなぎ合わせて読んでいます。角川文庫版が書店で700円くらいで売っていて、僕が買ったときはピンクの表紙だったんですが、いまは薔薇の落ち着いた絵柄になっています。

不道徳教育講座 (角川文庫)

不道徳教育講座 (角川文庫)

 

で、今日までそれをExcelファイルとして二つ前のPCに死蔵させていたのですが、このたびGoogle Spreadsheetに無事移行させました。ドライブに放り込んで、スプレッドシートで開くだけで勝手にインポートされました。これでPCや携帯からいつでもどこからでも『不道徳教育講座』を引用できますね!

(参考:その携帯も昨日Kindle Paperwhiteと衝突して画面が割れました。)

 

おわりに

以上、高度な技術を使ったというよりはどちらかというと凡庸な発想に基づいて、スプレッドシートの多様な可能性を示す事例を紹介しました。皆さんも用法・用量を守ってスプレッドシートを活用するとよいと思います。
エントリは昨日ちゃんと投稿するつもりだったんですが、不慮の事故により書きかけてた内容が消えてしまったので意気阻喪して立ち直るのに時間がかかりました。その後携帯も割れたので実際のところ全然立ち直れていません。PayPayでSwitchも買い損ねたし、僕にもクリスマスプレゼント届いてほしい。サンタさんお待ちしております。

明日、というか今日22日は id:nhayato さんの記事です。メリークリスマス。

adventar.org

自分語りやめろ、トレーニングをやれ

はじめに

このエントリは、サークルクラッシュ同好会アドベントカレンダー2018 13日目の記事です。

adventar.org

 

昨日の記事は、ぜろりん(@yuujoud)さんによる「人より優位に立ちたい話」でした。

circlecrash.hatenablog.com

 

こんにちは、id:silloi@silloi93)です。僕は去年の11月にサークルクラッシュ同好会を脱退したので、現在会員ではありません。非会員の僕がアドベントカレンダー13日目、つまり折り返し地点で書くことといえば、会員に対する一つのポジショントークとしての意味合いを帯びます。したがって僕の第一の主張は

 

サークラ会員はいつまでも自分語りをするべきではない

 

というものになります。そしてそこから導かれる第二の主張は

 

自分語りをしている暇があったら身体の鍛錬をするべき

 

というものです。

 

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ボクシングジムでやっていること

僕は自転車で約5分の距離にあるボクシングジムに通っています。以前は週2ペースでしたが先月くらいから週3に増やしました。ボクシングを始めた理由については当時のエントリに書いてあります。

silloi.hatenablog.com

 

ジムに通うのが習慣として定着し、それが今でも続いているのは、佐々木典士『ぼくたちは習慣で、できている。』を読んで、そこで言われている習慣というものが「ジムに来たら、決まったメニューを毎回同じように実行する」というかたちで腑に落ちたことが大きかったと思います。

silloi.hatenablog.com

 

その「決まったメニュー」というのは次の通りです。ジムのコーチに「こういうトレーニングをするとよい」というのを工夫して組み合わせ、しばらく時間をかけて自分で作ったものになります。なおメニュー中の1ラウンドは3分に相当します。ジムでは3分+1分おきにブザーが鳴り、はじめの3分がボクシングにおける1ラウンド、おわりの1分が次のラウンドまでのインターバルです。

  • 準備体操(ウォーミングアップ)
  • 縄跳び(10分)
  • シャドーボクシング(3ラウンド)
  • ステップマシン(15分)
  • 腹筋50回+背筋50回(1ラウンド)
  • シャドーボクシング(3ラウンド)
  • 腹筋50回+背筋50回(1ラウンド)
  • サンドバッグ(3ラウンド)
  • 腹筋50回+背筋50回(1ラウンド)
  • サンドバッグ or ミット or マスボクシング(3ラウンド)
  • 柔軟体操(クーリングダウン)

占めて1時間45分程度です。行き帰りも含めると、だいたい一日2時間くらい費やしている計算になります。週3なら6時間ですね。

メニューを見るとわかるんですけど、実戦はあまりやっていません。 3回に2回くらいの確率でコーチがミットを受けてくれます。マスボクシングというのは軽く打つ試合のことなのですが、たまに他の会員の人とやります。たまに中学生の人とかはガチで打ってきますが、それ以外は本気で殴り合うといったことはないです。

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ジムに通うことの効用

ジムに通っているうちに、その効用がわかってきました。以下に挙げるのはボクシングジムに限らず、ジム一般について言えることだと思います。

コーチがめっちゃ褒めてくる

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ジムにはコーチという人がいて、技術的なことについて教えてくれます。しかしそれだけでなく雑談みたいな話をしてきたり、他の会員との話題を取り持ってくれたりします。ジムのコーチというと、

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こういう厳しそうなのを想像するかと思うんですが、実際はむしろ逆です。むしろガンガン褒めてこっちをやる気にさせてきます。コーチングとかちゃんと勉強しているようには思えないのですが、相手も客商売なので、結果的にそうした方が会員のモチベーションにつながることがわかっているのでしょう。元ボクサーのめっちゃ声がデカいコーチがいて、最初は怖くてそのコーチのいる曜日を避けてたんですが、実際行ってみるとメチャクチャ人懐っこいおじさんでした。会話の切れ目にケツを軽く叩いてきます。

 

体が引き締まってくる

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ジムに通うと脂肪が落ちて筋肉がつくので、身体が引き締まるのは確かにあります。僕はどちらかというと太っている方でしたが、余分な肉が落ちて筋肉が浮き上がってきたのが鏡を見るとわかります。

ただ元々の皮下脂肪が厚いので腹筋は割れません。元から痩せている人であれば比較的短期間で割れるのかもしれませんが、僕は無理でした。あと体が引き締まるというのは、体重が落ちるということを必ずしも意味しません。そういう意味では「ダイエットとは単に体重を落とすことではない」ということがよく理解できました。

 

心身の調子が良くなる

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ジムに通うと身体の調子だけでなく精神の調子も良くなります。それは一つには身体に連動して体調が良くなるというものであり、もう一つには決まったメニューをこなすことで心が安定するというものだと思っています。少し前にルーティーンという言葉が流行ったあれです。

あとトレーニングやってると汗めっちゃかいて、サウナにしばらく入ったような状態になります。効能としても似たようなものがあると思います。そのあとシャワーだけではなく風呂にも使ったら体調が整って最強に見えます。

 

自信がモリモリ湧いてくる

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ジムに通ってしばらくの間は謎の自身が湧いてきます。おそらくアドレナリン的な脳内物質がドバドバ出ているからだと思います。トレーニングのこのようなアッパー作用についてはTeststerone氏の一連の主張によって広く知られるに至りましたね。それに乗じて筋トレをするとテストステロンが出て男として魅力的になり女にモテるようになる…という言説も見られますが、あれは発想の単純な疑似科学みたいなものだと僕自身は思っています。実際モテてないですし。

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あとこの自信というのは、嫌な奴とか出来事があった時に「ゆーて相手は武術やってないから喧嘩になったら勝てるやろ」という暴力への圧倒的な信頼から来るものもあります。ただサークラ同好会の中には薬物や刃物を扱う連中もいるので油断はできませんが…。


やってるあいだ無心になれる

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レーニングをやっている間は無になれます。先のルーティーンみたいなのをこなしている間、それに専念すれば何も考えなくてよいのです。トレーニングしながら修論のこととか考えようとしましたが無駄でした。圧倒的なアドレナリンにより無用な思考はすべて洗い流されます。
 

食生活にも自覚的になる

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先に体が引き締まったと書いたのは半分意識化の賜物なのですが、これはジムでの消費カロリーを考えはじめたことで、普段の食生活で摂取しているカロリー量にも自覚的になったからです。クライミングマシンで15分足踏みしてもたった100kcalしか消費されないんですよ? 茶碗ご飯一杯やサンドイッチ一個で軽く200kcalはありますし、みなさん大好きラーメンはこってり系だと1000kcal超えます。僕の基礎代謝は1500kcal台ですし、これをTDEE(1日の総消費量)に換算してもせいぜい1800kcal程度です。それに対してジムで一時間半運動してもおそらく600kcalくらいしか消費できません。そう考えるとペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAXとかとても食べる気にはなりませんね。この辺の摂取カロリーや適切な食事カロリーに興味が湧いた人は次の記事を読むのが良いかもしれません。

isshonitraining.hatenablog.com

 

夜はしっかり眠くなる

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ジムに通った日の夜は眠くなってグッスリ眠れます。トレーニング直後に頭はスッキリするのですが、体が明らかに疲弊しているので、プロテインを飲んでシャワーを浴びて夕食を食べたらもう眠いです。僕はこの「頭がスッキリする」という副作用を利用して修論を書こうとしているのですが、たいてい疲労を言い訳にしてシャワー後そのまま寝てしまいます。

 

終わった後のプロテインが美味い

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ジムから帰った後に飲むプロテインは異常に美味くて満足度があります。一時はプロテインだけ飲んで夕食を抜いていたくらいです。カロリーも一杯100kcalくらいしかなくて超コスパが良いですね。僕のおすすめの飲み方ですが、ザバスのココア味を豆乳に溶かしたものを冷凍庫に入れ、終わった頃にちょうど半凍りになったものをスプーンですくって食べています。 

明治 ザバス ホエイプロテイン100 ココア味【50食分】 1,050g

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レーニングに関するお話はここで終わりです。

この先はサークルクラッシュ同好会に関心のある方のみお読みください。

 

自分語りとサークラ会員

サークラを辞めた俺はこんなに溌剌とした日々を送っているぞ。それに引き換えサークラ会員諸君、君たちはずっと悲壮に満ちた自分語りをしているではないか。いったいどれだけ長い間、自分について掘り下げれば底に達するというのか(BUMP OF CHIKEN の Ever lasting lie か?)。元会長のホリィ・センに至っては、修士課程に入って四年近く経った今なおサークルクラッシュ修論を書いている(これに関しては完全な言いがかりである)。

さて、サークラ会員にFJ-Tという男がいます。福岡は北九州出身、高校時代には柔道部に入っていた体格の良い彼は、その体育会系のノリに反して気が小さく自意識過剰で、隙あらば自分は非モテだから云々と自分語りを始めました。それに私は辟易して、何度か本人にそこ直した方がいいよと指摘しようと思ったものの、治らないことを指摘したところでお互いメリットはないなと考え直し、根はイイ奴なんだけどなあと思いつつまともに話し込まないようにしていました。

サークラ同好会を脱退した後日、彼が大手ホテル企業に内定したという知らせが風の便りで伝わってきて、留年を無事乗り越えられてよかったなあと思いました。夏ごろサクラ荘のパーティーで一緒になったとき、新しい来客を積極的に迎え入れるのは彼のもともとの気質だったのですが、以前あった自意識の圧みたいなものがなくなって爽やか好青年になっていて驚きました。先月のNFでは「最近FJ-Tめっちゃ感じ良くなってるらしいで」と会員がブースで話しているのを聞いて宜なるかなと思いました。そして先日、同好会TwitterアカウントのDMに届いた超長文の訴えに対し、それを上回る超超長文の返事を彼が返していたという話を聞かされて僕は驚愕しました。

彼がこじらせ自意識の塊から爽やか好青年に化けたのは、大手企業から内定を得て積年の自意識が解消されたからだと思っていましたが、どうやらそれだけではなかったようです。彼には柔道部という体育会系の部活での身体的修練という経験がありました。サークラ同好会で自己を語りに語った彼は、自己分析を通して語るべき自意識の底を見極め、その身体的素養を土台に、来たるべき社会人としての自らのプロポーションを体得したのだと想像します。

やはりボディビルディングをしていた三島由紀夫もこう言っています、「精神的教養というものが、すべての男に必要である程度に、肉体的教養は必要であって、健康な、キリリと引き締った肉体を持つことは、社会的礼儀だと考えている」(『不道徳教育講座』266頁)。筋骨隆々とした肉体がよく知られている彼も、少年時代は貧弱な体をしていたことを僕はWikipediaで読んだので知っています。

ここで言われている肉体的素養というのは、単に肉体的に鍛錬されているというだけではなくて、広い意味での身体的態度、あるいは「構え」とでも言うべき要素を含むものだと思います。それは試合における相手との間に保つべき距離感や、微妙な動作から察知される身体的サインといったものを教えてくれます。もっとも単にスポーツを通して体を鍛えるだけならば、野球やサッカーといった集団競技でも可能でしょう。しかし親密な関係において顕著になるこうした要素の修練は、柔道やボクシングといった一対一の武術を通して得がたいものではないかと僕は思います。

こういう要素はいくら自覚して言葉にしてみたって変えられません。それは訓練を通して習得していく必要があります。こうした点にサークラ同好会やその会員が全く気づいていないかと言うとそうでもなくて、例会でも何度か行われたインプロリゼーションのような演劇がおそらくそれに代わる役割を果たしているのだと思います(現会長も元会長も高校時代から演劇をやっていました)。ただ僕はそうした空間を満たす人々の言葉と意味の過剰に飽いてしまって、それらが絶える場所にある自らの身体と向き合うことを選んだだけです。

僕がサークラを脱退したのも、このような先見があったからかもしれません。あるいはそれは、隠蔽記憶の働きによる合理化の錯覚なのかもしれないが。もっともその機会因になったのは例の事案だが、彼とは二度と話すこともないのだし、同好会に籍を残したままだんまりを決め込むこともできた。にもかかわらずサークラ同好会を脱退したのは、あくまで僕の決意であり選択だったからです。

学生には卒業という契機が必要なのだ。あの時も僕はその機を捉えようしたのです。来月、修論を出してしまえば僕もやがて学生の地位を喪います。これもまた未来への一つの決意、深い悲しみに満ちた人生の決意であります。

そして僕は君たちに自分語りをやめろと主張します。しかし悲しいかなサークラ会員諸君、君たちは自分語りをやめることができません。なぜなら君たちはサークラ会員であり、それは自分語りをするように呪われた存在だからです! 一見実現不可能に見えるこの声明の意味が、賢い君たちならもうお分かりですね?

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こうして僕はサークラ会員に言います。自分語りやめろ、トレーニングをやれ。

 

 

明日はまくはりうづき(@wuzuki_)さんの自分語りです。引き続きサークルクラッシュ同好会アドベントカレンダーの更新を楽しみにお待ちください。

adventar.org

 

基本情報技術者試験に合格したので自分の学習過程を振り返る

このエントリについて

去る10月21日に実施された平成30年度秋期 基本情報技術者試験を受験し、結果合格しましたので自分のやった勉強を振り返ります。学習期間は一ヶ月と少し、教材は主に過去問道場と表計算の参考書一冊のみです。

私について

学習内容について書く前に、私自身のことについて軽く紹介しておきます。

こんにちはid:silloiです。京都で大学院生をしています。

現在は社会学の質的研究をしていますが、学部では放射化学を専攻し、卒論のテーマは福島原発事故による汚染物質の調査でした。

二年前から株式会社はてなで企画職のアルバイトをしています。非エンジニアなのでコードは書きませんが、Googleの各種分析ツールを用いたアクセス解析なども最近はしています。

サークルは現在おもに京大マイコンクラブ(KMC)に所属しています。部員には基本情報技術者試験よりも応用情報技術者試験を受ける人が多い印象です。

近年受けた資格試験とその結果としては、二年前の秋に甲種危険物取扱者試験を受け合格、去年の夏には第1種放射線取扱主任者試験を受け不合格でした。いずれも学部時代に勉強した内容が学習の基礎になっており、後者はその枠に収まらない「法令」分野で基準点を切りました。

したがって今回の試験も学部生の時に受けた情報技術の講義や、業務におけるスプレッドシート取り扱いの経験・知識を元手に、足りない知識を補って対策すればいけるんじゃないかと思い、友人の受験申込に乗じて申し込んだのが8月ごろのことになります。

学習教材

そういうわけで、対策のための教材はコンパクトに絞りました。まず一つは基本情報技術者試験ドットコム、その中でも特に過去問道場です。

www.fe-siken.com

このサイトには各回の過去問や掲示板など、基本情報技術者試験に関する情報が集積されていて、おそらく受験者のほとんどが参照していると思うのですが、一番利用されているであろうサービスが過去問道場です。指定した条件の中から過去問をランダムに一問一答形式で出してくれる非常にありがたいツールで、利用はもちろん無料です。すでに資格を取得済みのKMCの部員から「午前問題は過去問道場をひたすら解いていればよい」と聞いていたので、安心して解き続けました。

もう一つは表計算問題の参考書で、何冊か出ていますが最近出版された次の本にしました。

基本情報技術者 表計算 とっておきの解法

基本情報技術者 表計算 とっておきの解法

 

 過去問道場ばかりしていたので午後問題の対策ができておらず、言語問題は少しく経験もある表計算に決めていたとはいえ実際の問題を一度も見たことがなかったので、試験まで一週間を切ってそろそろ勉強をしないとと思い、上掲の本を注文して届いたのが試験5日前になります。

学習過程

過去問道場には成績レポートという機能があるのですが、KMCのSlackにスクリーンショットをこまめに上げてたので、それらを参考に学習過程を振り返ります。

9月17日(試験まで34日) 学習開始

申込からしばらく経ち、そろそろ勉強を始めた方がよいなと思い立ったのが9月も後半に入ったころで、この時ようやくアカウントを作成したようです。9月17日から開催されたPyCon JP 2018の開場を待つ間、過去問道場をポチポチやっていた記憶があります。

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9月29日(試験まで22日) 合格基準に達し始める

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150問を解いた時点。このころ成績レポートの便利さに気づいたようです。正解率は累積ですが着実に伸びており、合格基準の6割に近づいているのがわかります。また、いずれの分野も6割にはまだ達していませんでした。

個別の問題分類で見ると、テクノロジ系のうち基礎理論やコンピュータシステム、開発技術あたりに数理的な考え方や未知の内容を問う問題があり、苦戦しているものの解ける問題も多く健闘しています。計算問題がいくつか出てきますが、高校化学のモル計算ほど難しくもありません。この時点ではストラテジ系が最も低い正答率となっています。

10月4日(試験まで17日) 全体の正解率が6割を超す

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この間LINEのハッカソンなどがあり関心が一時逸れるのですが、もう100問ほど解いた時点で全体の正解率が6割を超えました。これは累積の値で、最初のうちは不正解が多かったことを考慮すると、この時点ですでに十分な力はついていたのかもしれません。

前回最も正答率の低かったストラテジ系は、システム戦略や経営戦略、そして企業と法務というコンサルっぽい内容の分野なのですが、これらは覚えたらしまいなので如実に点数が伸びています。テクノロジ系も着実に力はついているようです。一方のマネジメント系はなんと正答率が下がっています。プロジェクトマネジメントとサービスマネジメントの二つに分かれるのですが、このうち前者が出題数自体少ないのもあり、十分に対策できていない印象です。

10月7日(試験まで14日) すべての分野で正答率が6割を超す

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もう50問解いたところで自信を覚え始めました。いま見返してみるとマネジメント系が前回から一度も誤答していませんね。ストラテジ系はまだまだ伸びます。テクノロジ系も順調に数をこなしてきたようでした。

10月16日(試験まで5日) 表計算の参考書が届く

その後も過去問道場は続けているのですが、試験を一週間後に控え、そろそろ午後問題にも手をつけなければという気持ちになってきます。基本情報技術者試験ドットコムで午後問題の過去問も見れるので、これを解いてみるものの意外と難しいぞと焦り始めます。言語問題などは恐ろしくてみる気にもならず、Amazon表計算の良さそうな参考本を調べ出し、注文して届いたのが5日前。急ピッチで本を読み、対策を進めようとするものの、その間に結婚パーティーや教職採用試験などもあり、結局問題を解け切らないまま試験前日を終えます。模擬試験も最後までやることはありませんでした。

10月21日(試験当日)での成績レポート

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テクノロジ系は統計が溜まり、6割3分台で正解率が落ち着きました。マネジメント系はやはり渋いですが、累計の値であることを考えると6割程度は取れそうです。ストラテジ系は累計で7割近くに達しています。最後に一応言及しておくと学習時間はほったらかしにしていた時間も含むのであまり当てになりません(350時間も勉強していないと思う)。

受験

さて試験当日です。会場は京都女子大学の一校舎でした。受験者層としてはやはり大学生くらいの男性が多く、教室内はいくらか空席が目立ちました。

午前

時間は十分にあり、問題も解き慣れていたので、一時間以上余りました。そこで見直しがてら、確実な問題を1、合ってるかどうか確信が持てない問題を0.5として、それらしき最低点数を見積もってみたところ、60点台半ばとなったのを確認して一たび安心します。

午後

問1は難なく解いたものの、次の選択問題がいずれも難しい気がして、どうしたものかと悩みました。必須のアルゴリズム問題に手間取って小一時間消費してしまい、表計算問題も半信半疑でマークを埋めることになってしまいました。とりあえず一とおり解答はしたものの、6割に達している自信がないまま会場を後にしました。飲みたい気分だったので崇仁新町で串カツとビール飲んでから帰りました。

自己採点

試験日のすぐ晩には公式で正答が公開されます。また同じころに各社が自己採点システムを提供し始めるので、自分はアイテックの自動採点を利用しました。

www.itec.co.jp

まずもって午後問題です。最初50点台が出て凹むんですが言語問題のチェックし忘れで、再び解答し直すと63.50という点数が出ました。ここでガッツポーズです。

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採点よく確認していないんですが、思ったより偏りなく点数が取れていたイメージです。

つづいて午後の方もいちおう採点してみると、こちらは7割を超えていました。これで枕を高くして寝られます。

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合格発表

そしてそれから一ヶ月後、合格発表です。

まずは合格者受験番号を見ました。入学試験みたいで緊張しますね。自分の番号は…ありました。合格です。

つづいて家で受験票を確認し、成績を照会します。その結果が最初に掲げたツイートとなります。

驚いたのは午後問題が72.5点と、自動採点から9点も上がっていることなんですね。午前問題と全く同じ点数なので表示のミスかとも思いましたが、合格していることには変わりないようなのでこれ以上は深く考えないようにしましょう。

まとめ

ここまで読んだ方はよっぽどの心配性なのだと思われますので、最後に基礎情報技術者試験合格のために必要な要素をまとめると、だいたい次のようになるのではないでしょうか。

  • 情報技術にまつわる基本的な知識
  • 過去問を解くことで得られる知識
  • 言語や表計算に関する知識や技能

そしてこれらの要素のうち、一つ目が

  • 日頃の業務経験や講義・書物に基づく知識

として達成されていれば、あとは

  • 過去問道場
  • 言語問題の参考書

の二つを繰り返しやれば一ヶ月で十分間に合いそうです。

とにかく過去問道場は便利なので最初はこればかりやっておき、正答率の低い分野は個別に勉強するみたいなかたちで、まずは「習うより慣れろ」でやるのがよいかと思います。おしまい。

【360度カメラで振り返る】ふっこう割で北海道に行き、景色と食べ物を満喫してきた【Insta360 ONE X編】

あらすじ

KMC部員でアルバイト先も同じであるid:Pasta-K君とid:nonylene君、くわえて二日目から六日目まではKMCのOBであるtakemaruさんとともに、11月1日から7日までの一週間、各地のホテルを転々としながら北海道を旅行しました。その間、前月に発売されたばかりのInsta360 ONE Xで北海道の風景を撮影してきたので、作例として紹介したいと思います。

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Insta360 ONE Xについて

Insta360は中国・深圳のShenzhen Arashi Vision Co., Ltdが開発・輸出している360度カメラのブランドで、近年注文を集めている深圳の目玉商品の一つです。www.insta360.com

Insta360 ONE Xは先日10月26日に発売された新製品で、Insta360 ONEの上位機種にあたります。最初ヨドバシ.comで予約していたのですが出発までに届かないとわかり、予約をキャンセルしてAmazonで購入しました。本当は公式の自撮り棒みたいなのもあると良かったんですが、こちらは11月下旬発売とのことです。

使用感

使用感ですが、製品はもとよりアプリやメディア自体日本に上陸してから日が浅いということがあり、まずアプリの日本語に不自然な翻訳が多く面食らいました。単に冗長な言葉が付いているものもあれば元の表現が全くわからないものもあり、最初は試行錯誤しながら操作を覚えるという感じでした。ひょっとしたら英語設定の方がわかりやすいかもしれません。

そして製品の方ですが、各所のレビューで指摘されているとおり最初はWi-Fi接続ができません。日本で認められていないチャネルを第一に送信チャネルに指定してしまい、日本のスマートフォンだとその回線を拾いにくいのでWi-Fiのリストに表示されないということらしいです。山の中など、Wi-Fi回線が飛んでいない場所に行けば接続されるという報告例がありました。で、私も最初無線を拾わず、そのうえ有線だとコネクタの接触が悪くて、接続しての使用はほとんど望むべくもないなあと思っていたのですが、洞爺湖近くの山の頂上でWi-Fiを拾うことに気づき、安定して繋がることがわかりました。そのうえ山を降りてもWi-Fiをちゃんと認識することが後に分かり、以後は無線で通信ができています。

写真については、思いのほか鮮明に取れます。特に光量が多い場所だとコントラストのはっきりした非常に綺麗な画になります。しかし暗い場所はやはりブレに弱いらしく、夜の屋外で手持ちで撮影すると大抵ブレました。このような場合には三脚等で固定する必要がありそうで、実際そうして撮影しました。

そして撮った写真は、アプリを使ってアウトプットします。出力方法には回転ビュー、360度写真、スクリーンショットの三種類があり、一つ目は動画、二つ目はパノラマ写真ですが、最後のスクリーンショットが切り出し方を指定できて一番扱いやすいと思います。画像のサイズはかなり大きいものになります。

あと動画についてなんですが、撮影した動画を編集するには一度スマートフォンに取り込む必要があります。しかし手持ちのスマートフォンはすでに容量がいっぱいで動画をまともにダウンロードできないので、今回は動画については割愛させていただきます。

作例

さて、作例として撮った写真を見て行きましょう。

まずは関西空港第二ターミナルで保安検査を通過して搭乗を待っているときに撮った写真です。

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 これは飛行機に乗り込むときに撮った飛行場と僕たちです。

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夜の狸小路を歩いています。

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夜のすすきので、比較的ブレずに撮れた写真です。

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二日目、さっぽろ時計台の前で他の観光客と同様に撮ったものです。

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そのあとスープカレーを食べているときの光景です。窓際で明るかったのでよく撮れていますね。

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北海道旧庁舎・赤れんが庁舎の前です。空は快晴で明るかったのですが、下のビルが白飛びしているようにも見えますね。

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三日目、朝ドラ『マッサン』で知られる余市醸造所です。

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定山渓の公園から湧き立つ温泉の滝の写真です。暗くてもちゃんと固定すれば光があるとこんな綺麗に撮れるので、夜景もちゃんと撮ればいい画になるんじゃないかと思います。

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四日目、洞爺湖の観光台で記念写真を撮る様子を撮った写真です。

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この日チェックインしたホテルの窓から撮った写真で、目下の洞爺湖が面白い画として撮れていますね。

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洞爺湖の近くにある西山火口散策路で撮った写真です。

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別の場所で撮った写真ですが、切り出し方を変えるとこのようにもなりますね。

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室蘭の地球峠で撮った時のものです。空が曇っているのと、あたりも白いので全体的にパッとしない風景ですが、色味はそれなりに表現できていると思います。

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六日目、ホテルをチェックアウトするときに撮ったロビーの写真で、パノラマにするとこのような画になります。天井の格子柄が面白い形になっていますね。

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こちらはホテルの前庭で撮った写真です。上にホテルが、下に洞爺湖の中島が見えます。

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別の場所で洞爺湖を撮った写真です。このように普通のカメラで撮ったように切り出せることもあります。

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こちらは支笏湖。湖面が一面に写し出せるのは360度カメラのよいところですね。

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七日目、NORTH ISLANDで撮った写真です。公式の自撮り棒だと完全にカメラが消えるんですが、手持ちだと消え切らずにまっくろくろすけみたいなのが残ります。

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そして札幌ラーメンを食べている光景です。最後の最後でうまく両面が接合されていない写真なんですが、まあそういうこともありますね。

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こんな感じで、ちゃんと扱えるようになるとかなり面白いカメラです。ほんとは動画も編集できるともっと面白いんですが、それはまた日を改めて。

【ツイートで振り返る】ふっこう割で北海道に行き、景色と食べ物を満喫してきた【支笏湖〜ふたたび札幌編】

あらすじ

KMC部員でアルバイト先も同じであるid:Pasta-K君とid:nonylene君、くわえて二日目から六日目まではKMCのOBであるtakemaruさんとともに、11月1日から7日までの一週間、各地のホテルを転々としながら北海道を旅行しました。洞爺湖を満喫した我々は、支笏湖に寄り道したのち札幌に戻り、北海道最後の夜を過ごします。そして新千歳空港では思わぬ出会いが。

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六日目

昨日のエントリでも強調しましたが、この洞爺湖のホテルはとても良い施設でした。チェックアウトの際にロビーや前庭の写真を撮ったので見ていただきたい。

ホテルを出た我々のレンタカーは洞爺湖を通り過ぎ、昨日も通った伊達市を越えて支笏湖の周りを走ります。一部、山沿いの道路にある落石防止のデカいバス停の屋根みたいな設備があったのですが、これは覆道といってトンネルの仲間らしいです。

支笏湖の風景はツイートには載せていなかったのですが良い風景がけっこうあったので面倒くさがらずに何枚か貼ります。

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takemaruさんがこの辺りに有名な秘湯があると言うので、有名な秘湯の定義について議論しながら走っていると丸駒温泉というところに着きました。

なんでも日本秘湯を守る会に加盟している温泉らしいです。

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小さい温泉にも関わらず二種類か三種類のお湯が出ていて、そのうち一つは岩を隔ててすぐ支笏湖という、ほとんど自然そのままみたいな温泉で雰囲気がありました。

京都の友人からガラナという北海道ご当地飲料を買って帰ってきて欲しいと言われており、ピルクルみたいなやつ以外にもあるんかいなと思っていると自販機に売っていたので買いました。コーラよりも風味があって美味しいと思いました。

運転をid:nonylene君に任せたままで助手席に乗っていると窓から色々見えて面白いです。

そうして札幌に帰るとトヨタレンタカーで車を返し、歩いたその先にある白くて大きなビルにあるホテルにチェックインします。

部屋に入るとまず小さなスペースがあり、その先にベッドが3台ある面白い形で小ぎれいな空間が広がりました。

そこに荷物を置いてから、4人でふたたび街に繰り出します。時刻はまだ15時、この時間から空いているジンギスカンとホルモンのお店にまず向かいました。

ジンギスカンを食べながら昼からビールが飲めて最高の気分になり、Swarmでおすすめされていたマルチョウがとても美味しい。

とはいえお腹はほどほどにして、すぐ上の階にある二軒目のお店に移ります。

外はもう暗くなっていて、夜の札幌を見下ろすことができました。

いい感じに盛り上がっているインターネットの写真です。

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takemaruさんとはここで別れ、2人は屋台で焼いてる牡蠣を食べると言うので牡蠣そんな好きじゃない僕は冷える指をポケットに入れて待っていました。id:Pasta-K君にカメラを構えられたので反応したら治安が悪いGIF動画になってSlackに投下されていました。

それから3人は再びビアバーNORTH ISLANDに来ました。

風情のある名前のビールを頼んだ気がしますが覚えていません。

そして自分は実は食べていなかったラーメンを食べに黄色い看板のお店に入りました。

僕は辛味噌ラーメンを食べたのですが辛くて美味しかったです。

味噌ラーメンを頼んだ2人も美味しいと言っていました。

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最後に札幌名物締めパフェを食べるために元祖であるらしいところの佐藤というお店にしばらく並んで入店しました。

別腹のない僕はもうお腹いっぱいだったのでソフトクリームだけ頼んだのですがこれだけでも十分美味しかったです。2人もそれぞれ異なるパフェを両隣で味わっていました。

この日の晩はいよいよ冷え込んでいて、寒い寒いと言いながらホテルに向かっているとテレビ塔の時刻表示が00:00になって電灯が消えるのを見届けました。

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ホテルに戻ったら併設のスパの営業時間も普通に過ぎていて、基本ベッドの上に倒れていたのですが、このとき歓迎会をしていたアルバイト先の人々もホテルでメチャクチャになっている様子がSlackで流れてきて、我々も部屋の窓辺で同様の写真を撮りました。

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このあと2人は足の写真などを撮って楽しんでいたようですが、僕はサッポロ黒ラベルを飲むことなくベッドに入ったまま気絶しました。

最終日

朝眩しくて目が覚めると、左側には昇ってきた朝日、前方には昨日見たテレビ塔が時刻を知らせ、とにかく良い景色に囲まれていたことに気づきました。

このホテルも朝食、というかそれに至るまでの施設が良くて、札幌最後の優雅な朝を過ごします。

どう施設が良いのかというとこういう感じです、スパに入ったあと休憩所を見に行くとホテルの人が待機していてサービス受けられるといった感じで至れり尽くせりでした。

そうしてホテルを出てドトールで待機していたid:Pasta-K君と落ち合い、札幌駅に向かっているとなんと京都木屋町の駐車場にあるだし道楽の自販機が置いてありました。

そうこうしているうちに札幌駅に着きます。

快速エアポートに乗り新千歳空港に来ました。

そこで4階に上ると雪ミクコーナーがあって大きなミクのハリボテや等身大ミクのフィギュアに会いました。様々な記念の品やイラストの展示のほか、いい感じのグッズがたくさん売っており一人で大盛り上がりしました。

その隣の360°シアターでちょうど雪ミクの回を上映するところで、客は自分一人しかいなかったのですが、その分全方位の映像と音楽を楽しめて思いのほか良い体験をしました。

それからフードコートに移動してしばらくビールを飲んでいたのですが、そろそろお土産買って荷物預けないとと思って2人と解散し、搭乗券と荷物シールを発行してからお土産や頼まれていた品などを買い込んで荷物を預けようとすると荷物シールを落としており少し焦りましたが、なんとか15分前までに保安検査を通過することができました。

あとは飛行機に乗っていたら関西に着きます。機内では最初一つ目のエントリを書いていましたが途中で眠くなり諦めていました。予定よりも早く神戸空港に着きました。

神戸空港からはポートライナーで本州に戻るのですが接続先は魚崎かと思っていたら三宮でした。

そしたら二時間かけて京都に帰るよりこのまま神戸の実家に泊まった方が良いのではという気持ちになってきて三宮の夜景を眺めていました。

決め切らないので関西ではおなじみの都そばを立ち食いしながら、やっぱり疲れたし神戸に留まることに決めたのでした。

ふりかえり

だいたい書き尽くしてしまいましたが、とにかく北海道はふっこう割の適用で宿泊費に対するサービスの質がチートになり最高の体験ができました。一週間と長い滞在になりましたが、泊まるホテルが日ごとに良くなっているように感じられたのも幸運でした。2年前に一人で来たときとは異なりレンタカーという移動手段もあったので、洞爺湖支笏湖などにまで足を伸ばせたのも嬉しかったです。一人では到底これだけの場所や施設を回れなかったと思うので、一緒に旅行した3人と情報を提供してくれた人々には感謝です。

というわけで計7日間のツイート振り返りは終了なのですが、Insta360で撮った写真を実はまだほとんど上げていないので、明日はそれらを通して北海道の景色をぐるっと見返してみたいと思います。