体調が良くない

ここ一ヶ月ほど体調が良くない。傷口が膿み、鼠径リンパ節が腫れていたので、三週間ほど前に医者にかかって処方してもらった薬で一度は治ったかと思ったが、しばらく経ってまた再発し、現在も抗生物質を飲み続けているが鼠径リンパ節の腫れはまだ収まりきっていない。肌の調子が悪いのは元からだけど、このための薬は現在処方されていない。なぜなら抗生物質は細菌を殺す薬であるのに対し、ステロイドは過剰な免疫反応、いわゆるアレルギーを弱める薬だからだ。体内の細菌を駆逐している一方で、その防衛を解除するのは適切な処置とは言えない。こうして体内が竈の火にくべられる間、体壁はますます剥がれ落ちる。再生のたび繰り返される掻爬の苦しみはプロメテウスの罪の再演。股関節の腫れは鈍いかすれ声で呻き、まだしばらくの間は治りそうもない。

WH-1000MX3買った

ソニーの最上位ノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000MX3を購入した。

買った理由のうち一つ目は、ドコモのd払いのキャンペーンで実質2割還元だったこと。4月いっぱいはLINE Payで同様のキャンペーンをやっていたけど、ビックカメラとか行くと売値が相当分、店頭ではそれ以上に高くなっていたのでやめた。しかし5月に入って以降、ドコモは続行しているにもかかわらず軒並み価格が戻ったので、d払いによる支払いが可能なノジマオンラインで注文した。在庫がなく入荷が5月20日以降になるとあったが、10日には出荷された。

もう一つは、ノイズキャンセリング機能が必要だと思ったこと。あまり自覚はないけれども、ささいな雑音や人々の会話が無意識のうちに自身の思考や感情に支障をきたしている気がしていて、その想念は先日致命的な人間関係の破壊をきたして確定的になった。それゆえ生活上のノイズはできるだけ排除したいという思いが強まり、その一つの試みとしてノイズキャンセリングを暮らしに導入しようと思った。

ノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンでは他にボーズのQuietComfort 35が周りで評判が良くて、確かに店頭でも装着感はこちらの方が快適だったんだけれど、音質や機能性など諸々を勘案してこちらに決めた。

まだ少ししか使っていないが、電源をつけた途端に静寂が訪れるのですごい。逆にこれをはずしたとき日常に雑音が意外と多くて驚く。

これから出勤時に電車で装着してそのまま仕事場でも使おうと思っています。

 

YAMAHA DD-7でサーキットベンディングにチャレンジ

メルカリでYAMAHA DD-7を買いました。3200円の売値がクーポン値引と支払い手数料で3000円です。

届きました。こいつを分解してサーキットベンディングを施し、面白い音が出るようにしたいと思います。
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まずはガワを外すためにネジをドライバーで外していきます。ドライバーは手元になかったのでコンビニで買いました。そうするとドライバーの持ち手が支えて入らない箇所が残ってしまいました…。
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そこでコンロの火にくべて軟らかくなったところをニッパーで変形させることにしました。コンロは便利。
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ガワが外れました。いよいよ雰囲気が出てきましたね。
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左上の基盤が電子信号を送ってて、この辺に抵抗値が書かれているので、そのままドライバーでショートさせていきます。
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三分後、電源がつかなくなりました。

正確には、つけた瞬間にバツンと音が鳴って操作を受け付けなくなるというステータスです。

その後も懸命に短絡を試みましたが今のところ復活していません。これのサーキットベンディング品を今度のMake Faire 2019で出展することに既に決まっているので、ちょっと困ってきました。

次からはちゃんとテスターを買い、高い抵抗値でチャレンジしたいと思います。

 

業務時間に英語聞いてる

業務時間にBGMとして最初はSpotifyで音楽を流していたんだけど、日本語の曲だと気が散るのでK-POPのプレイリストとか聞いていた。

で、どうせ外国語聞くんだったら英語聞いてた方が良さそうということで、英会話っぽいやつを探して流している。

「英会話」でSpotify上で検索すると英語ネイティブスピーカーの人が日本語を交えながらおしゃべりするやつがヒットするので、Googleで調べたら良さそうなBBCのチャンネルがあった。

open.spotify.com

NickとFeifeiが無限に早口おしゃべりトークを繰り返していて便利、間にサウンドロゴみたいなやつが流れて若干気が散るけど仕方がなさそう。

ここのところ、人間同士の長期的な互恵関係みたいなものに限界を感じていて、なぜかというと自分はより解決的で未来志向の関係を目指そうとして当の信頼関係そのものをしばしば破壊してしまうし(治療という行為が失敗するにしろ完治するにしろ結局は終わりを迎えるのと似ている)、かといって仲間同士で気楽につるんでいると一生怠惰に過ごしてしまいそうな気がする(生きることとは自らの病と折り合いをつけることであるが)。今もシェアハウスに住んでいるけど、無職が大半を占める住人と親睦を深めすぎると負の影響を被ると危惧している一方で、次々とやってくる客人たちと本当は関係を築いていかなければならないとも感じている。

そんなわけで、自分が取りうる戦略としては可能な限り人々との接触面を増やして新しい関係を作り出していくしかない。人々といってもチャンスは有限だからただの人間ではだめで、コミュニティを限定することにより可能な限り予期される成員の質を高くしておく必要がある。自分がいま携わっているプログラミングという技術は、Webエンジニアをはじめとする強力なテックコミュニティが存在しており心強い。そこにさらに付け加えるなら、例えば英語という言語が利用可能だとさらに広いコミュニティへのチャネルが開かれることになる。

最近はVue.jsを勉強しているけど、このフレームワークは中国で盛んに利用されているようだ。僕は中国語も少し理解できるので、上海や深圳などの勉強会に参加したりできたら人間関係をもっと広げられるだろう。

会社用GitHubアカウントを個人用に統一した

入社して二週目にZOZOの会社用GitHubアカウント廃止のエントリが出た。

techblog.zozo.com

当時自分は研修中で、環境構築の流れで作成した会社用GitHubアカウントを利用していた。

前職は主にIDで呼び合う文化だったけど、現職では基本的に本名が使われていて、SlackやGitの設定も本名なので通知だとわかりにくいと思ったのと、会社用メールアドレスとの兼ね合いができないと思い、チーム配属時に迷った末に個人用GitHubアカウントを使わないことに決めた。

しかし社員全体を見てみると本名とGitHubアカウントのユーザー名は必ずしも一致していないのと、通知はOrganizationによって宛先メールアドレスを振り分けられることがわかり、もともと履歴が分散するのは好ましくないと考えていたので再び迷うことになった。幸い研修が終わってからはcommitする機会がなく、アカウント移行が容易にできそうだったので、管理者にお願いして会社用GitHubアカウントを個人用に統一した。

github.com

江口寿史イラストレーション展『彼女』を見に明石市立文化博物館に行った

江口寿史イラストレーション展『彼女』を見ました。

神戸電車に乗って明石市立文化博物館まで行きました。

タイムズカーシェアのカード提示で200円引きで入れました。

見に行ってよかったなと思います。

特に印象に残ったのが、作品の上部に貼り出されている言葉で、おそらくインタビューなどの発言から取っているのですが、彼の作品や作風と合わせてすごく心に刺さりました。

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“女に生まれなかった悔しさが、絵の原動力になっている。”

以下のドキュメンタリーで発言の一部始終を視聴することができます。


toco toco - Hisashi Eguchi, Mangaka & Illustrator

明石駅魚の棚商店街が近いので、明石焼きを食べて帰りました。

株式会社はてなのアルバイトを退職していました

といってももう一ヶ月以上前になります。3月21日が最終出社日でした。

いわゆる退職エントリは書こうと思いつつ、年度末はバタバタして引き延ばしていたのですが、そうこうしているうちにはてなの中でも異動や退職があったりして、なので平成が終わる前に出しておこうと思います。

きっかけ

2016年11月に企画職サポートのアルバイトとして入社しました。

応募のきっかけはサークルのBOXと呼ばれる部室で、OBのminemuracoffeeさんによるバイト募集広告を目にしたことでした。当時の僕は学部4年生(関西式で言うと5回生)で、就活がうまくいかなかったのと院進するつもりだったのとで、これから2年半の生活費を稼ぐのにはちょうどよいバイトだと思って応募したのでした。コネクションの信頼感と中学生の時からのはてなユーザーだったこともあり、面接したその場で入社がホぼ確定しました。

これは一部未公開情報を含むのですが、はてなのサービス利用歴はニュー速VIPで知り合った id:javascripterはてなハイクを教えてもらったのが最初でした。以後、中高生の間にうごメモはてなはてなダイアリーを利用してきたものの、大学生になってからは個人名義ではブログもダイアリーも書かない日々が続いていました。このたび入社を契機として、その頃使っていた id:silloi 名義でアカウントを新たに作り直しました。

やったこと

最初は家電会議というサービスの、管理画面上での保守運営をしました。

はてなブックマークから自動取得してくる記事の調整をしたり、それらのコメントが紐づけられる製品データベースの追加や削除をしていました。スパムや有害サイトを弾く機械学習プログラムの教師になったりもしました。この頃は単純だが量のある作業が多くて、その高速化と操作の最適化に打ち込んでいた記憶があります。コードこそ書きませんでしたが、発想はプログラムに近づいていたと思います。

入社から一年近く後、マンガチームに異動してウェブマンガサービスに携わるようになりました。

画像や文言を差し替えるといった簡単な作業から始まり、主要コンテンツであるところのマンガデータや書誌データの入稿、それらの手順マニュアルの一からの作成、ユーザー向けヘルプの企画編集、アクセスやコンテンツ売上など各種データの分析や統計などをしました。晩年はGoogle アナリティクスに紐づけられたタグやトリガーをGoogle タグマネージャーで作るみたいなこともやっていて、そのためにChromeデベロッパーツールでソースコードを覗いて…みたいなフロントエンドに近いことも経験しました。

一番印象に残っているのはくらげバンチサイトリニューアルの一部始終に関わったことで、その後もデータの入稿などをずっとやっていたので思い入れのあるサービスです。ボコ恋という良いマンガがあって、その影響を受けてボクシングジムに通い出したという話をチーム内の思い出エントリに書いたらウケが良かったのでここにも書いておきます。

kuragebunch.com

はてなではSlackでのやりとりはもちろんのこと、はてなグループというグループウェア内で日報や取り組みや日々の暮らしを書くという文化がありました。こうした明文を基礎とするコミュニケーションは僕にとって快いものであることがわかり(逆に教育実習で体験した学校というような現場が非常に苦しいものであることも)、それが将来エンジニアとして、あるいはウェブの会社で働いていこうという決心につながりました。考えてみれば僕自身、小学生の頃からインターネットをやっていたわけで、一周まわってたどりつくべき場所にたどりついたなという感じでした。僕の長期休暇や退職を見越してkazuhi_raくんが入ってきたので、引き継ぎも主に同じ文書化の要領で進めました。

この頃には大きなタスクを雑に渡されることがままあり、どうやったらそれに取り組めるかということに苦戦したこともあったわけですけど、要件の複雑な中身を序列化・階層化し、自分のハンドリング可能な形に整理してから処理していくといった経験は、社会人相応の手応えある仕事であったと思うし、そうしたタスクをちょうどよく振り分けてくれた上司のjuseiさんにはいい機会を与えてもらったなあと思っています。

暮らし

はてなにはまかないランチがあって、下宿学生の自分には大助かりでした。

twitter.com

自分は野菜が食べられないので、サラダ以外の料理を出社のたびにたくさん食べました。毎週一回(以前は金曜日、現在は水曜日)カレーが出てくる日があって、種類がどんどん多様化していったので将来のビジョンを感じました。

月末の金曜日にもTGIFということで寿司やピザとビールが出ました。このビールを通じて5缶くらい飲んだら酩酊しだすみたいなことが数量化できて良かったです。この際にほたてといって社内で各チームが手がけたタスクを評価しあうのですが、一度だけ自分のチームが一位になって自分もAmazonポイントがもらえたのがラッキーでした。

cybozushiki.cybozu.co.jp

マンガチームに移ってからはチームがどんどん大きくなっていって、hitode909 さんにアルバイトの pastak くんが加わったことで飲酒が頻繁に発生するようになりました。ストロングゼロ原液を割って飲んだり、わたなべややおざぶといった店でビールや日本酒を大量に飲むという経験をしました。DEN-ENで女装した姿で泥酔し、家までタクシーで送られるといった出来事も学生のうちにやっておけたので良かったです。 

tsukurioki.hatenablog.com

チーム外のつながりもあって、たとえば上のつくりおきのメンバーに加えてもらって、雑に記事を書いたら一日に5000PV来るみたいな体験もしました。

tsukurioki.hatenablog.com

社内にある色々な部活動の中にDJ部というのがあって、一度イベントに誘われて以来自分もDJやVJとして出演するようになりました。この活動は今後も続けていきたいと思っています。

silloi.hatenablog.com

また社外とのインターネットの交流も生まれて、Nota Inc. で生ハムの原木を見たりしているうちに京都や東京のエンジニア達とも話すようになりました。

silloi.hatenablog.com

この交流は自分が東京に移った4月からももちろん続いていて、東京の方で開催されたhitode909さんのウェディングパーティーに参加したり、今も京都に戻っていて電車で平成最後の焼肉会場に向かおうとしています。

silloi.hatenablog.com

今とこれから

今月1日付でチームラボ株式会社にエンジニアとして新卒入社しました。

www.team-lab.com

去年の12月にITコンサルのベンチャー内々定だと思っていたものが消えるという出来事があり、これからどうしようかと思ったその日にWantedlyの方に人事の方からプレミアムスカウトが来て、これは運命的だと思い二つ返事で選考に進んだのですけど、無事入社までことが運んでほんと良かったなと思っています。

すでに研修期間を終え、フロントエンド担当としてチームに参画しています。とはいえJavaScriptはほとんど書いたことがなかったので現在猛勉強中です。

そんなわけで、僕は離れることになりましたが株式会社はてなは新しい仲間を募集しています。僕もいつか京都に戻ってきたいと思っています。We are hiring!!!! です!!!!

hatenacorp.jp