最近のインターネット活動(2019年1月14日〜20日)

無事修論を提出しおおせたシロイ、最近は読書のほかにインターネット活動に精を出しています。

平成ネット史(仮)展

初めて触ったパソコンがWindows95だったので、正月2日と3日にNHKで放送された平成ネット史(仮)はもちろん見ました。

www4.nhk.or.jp

もともと火曜日の企業面接に合わせて東京に行く予定だったんですが、平成ネット史(仮)が月曜日までやってるとのことで一日早めて14日に東京に来ました。

www.nhk.or.jp

会場には朝11時の会場に間に合うように行ったんですが、上階で待ってたら普通に並びはじめてて結局15分くらい待ちました。

企画スペースはそれほど大きくないのですが、顔認証機能と銘打ったインスタレーションが豊富で、一人でもかなり楽しむことができました。客層も子供から中高年まで様々でした。

バッドアート展

そのあと水道橋に移動し、バッドアート展に行きました。

www.tokyo-dome.co.jp

これはインターネットあまり関係ないかと思いきや、最初にインターネット上で作品を公開しはじめた(自称)美術館なのだそうです。これはメチャクチャ面白くて笑いまくっていたんですが、自分一人じゃなくて人を呼べばよかったなあと少し後悔しました。Gallery AaMoのミュージアムショップには色々なグッズが置いてあり、見ているだけでも楽しかったです。

駅に戻る途中でいい感じの台湾料理店を見かけたので、そこで一杯やってからホテルへ向かいました。

ホテルにチェックインして部屋に入ると想像以上に広くてびっくりしました。シングルルームを取ったつもりが、おそらく同じ値段でトリプルルームが取れていたみたいです。これには思わずニッコリ。

シュガー・ラッシュ:オンライン

早めに眠って未明のうちから面接に備えてポートフォリオを書いていた朝、ホテルをチェックアウトして二社の面接・面談を終えた後、やはり東京に来ている id:Pasta-K 君と夜落ち合うまでの時間を、新宿バルト9で『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観ることで過ごしました。

www.disney.co.jp

評判は事前に耳にしていたんですが予想とは違う意味で良くて、前半は無難な物語展開だなあと思いながら気楽に観てたんですが、後半に入ると近年のディズニー作品に必ず仕込まれるような批評的な色合い——今回は社会批評というよりも人間学的な批評のそれ——が如実に出てきて、それが個人的にグサーッと来るもので終わった後しばらくボーッとしていました。

僕は放映時間の関係で字幕版を観たのですが、世評によると吹替版は映像面で「余計な」ローカライズがなされているらしく、字幕版の方が満足度が高かったのだそう。ちなみに原題は Ralph Breaks the Internet で、一作目の『シュガー・ラッシュ』が Wreck-It Ralph だったことも踏まえてタイトルの勢いというか、風情も全然違いますね。

www.imdb.com

それから駅の西側に出て id:Pasta-K 君と落ち合い、ビアバーで小一時間ほど談話しました。

 

そして23時前に店を出てバスタ新宿に移動し、安めの夜行バスに乗ったのですが隣が空席だったので、この日はかなりぐっすり眠れました。よかったですね。

ダークウェブ・アンダーグラウンド

11月くらいにAmazonで予約していた、@kizawaman 氏の『ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』が17日に届いたので、週末はそれを読んでいました。今これを書いてて気づいたんですがアカウント凍結されてますね…発売日には促販のツイートがなされていたはずですが…。

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

 

これは読み物としてかなり面白くて、ダークウェブや*chan界隈の流れが具体的なエピソードとともに詳述されており、とても興味を掻き立てられます。特に新反動主義について述べる章はニック・ランドを中心にフランス現代思想からヴェイパーウェイヴまで、米英のサブカルチャーが詳しく紹介されており、強く関心を惹かれました。ただしAmazonのレビューにもあるように、取り扱う情報の質に起因する難しさからか、その情報量の多さに反して理論的裏付けは心もとなく、学術的な文献としてはやや使いづらいところがありそうです。しかしそうした使途があるのでない限り、最近のインターネットの世界的な潮流をつかむ上では非常に心強い書となるでしょう。

Rails Follow-up Kyoto

先に出てきた id:Pasta-K 君も関わっている Rails Girls Kyoto から派生した Rails Follow-up Kyoto というイベントが19日に開催されたので、前々から考えていたアイデアを実装する意気で参加しました。

rails-follow-up-kyoto.doorkeeper.jp

実際には前に作りかけていたプロジェクトとコンフリクトを起こして、ローンチはおろか来る前に書いてきたコードの実装までたどり着きませんでした。今日やっとそこまでいったという状況です。

で、参加者の中でも unityroom というサービスを運営している @naichilab さんと会話していたら運営者ギルドの名前が出てきて、前々から認知していましたがこの際だと思い自分も参加しました。サービスはまだ一つも運営してないけども。

scrapbox.io

参加者自体は200人以上いて、最近にもwriter.appとか韻ノートとかの運営者が新規に参加していて正直面食らったんですが、面白そうなので今後関わっていきたいと思います。

次の予定

インターネット活動は今後もまだまだ続き、週末には YAPC::Tokyo 2019 が控えています。自分はボランティアとして参加します。やっていくぞ!

yapcjapan.org