カーシェアリングで車を借りて機材運んだ感想

昨日のフロントライン東京パーティーの前日、音響資材運搬用のレンタカーが借りれるかどうかわからない、また帰りの運転手もいないという状況を主催者に打ち明けられ、自分が月額0円のカーシェアリング契約してるのでそれ利用するといいと気軽に言ったものの、行路は二子玉川から中野・高円寺を経由して新宿区内へと向かうもので、当然行き帰りともに自分が運転することになる。

カーシェアリングでは空港などの一部地域を除き乗り捨てができないので、運搬のたびにその場でカーシェアリングを利用するか、車を借り切ってしまうかのの二通りになる。ちょい乗りの需要に応えるカーシェアリングは基本的には利用時間に従って課金されるシステムなので、前者ができれば大変安くつく。しかし片道一時間長の行程を二回往復するのはつらいということで、会場近くの駐車場に停めっぱなしにすることになった。今回は24時間パックを適用したが、こうなると普通にレンタカー借りているのと変わらず、停めた駐車場も同じ業者がカーシェアリング提供しているところだったので、明らかに無駄なことをしているという気持ちがあり大変気乗りがしなかったものの仕方ない。(これは当初カーシェアリング利用により浮いた剰余金を支払ってもよいと言われて引き受ける気になったものの、上記のような都合によりレンタカー借りるのと値段的には変わらず、その上で報酬としての手間賃もほとんど期待できないため当初の動機づけが失われたということが影響している。)

月額0円カーシェアリングサービスとはカレコとタイムズカーシェアのことで、学生プランで申し込むと開始日から四年間、千円弱の月額利用料が0円になる。自分はこれを今年の3月31日に申し込んでいた。

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今回はカレコの方を利用した。少なくとも東京ではカレコの方がステーションが多い気がする。

当日、ステーションにやってきて利用ガイド通りに予約詳細ページの利用開始ボタンを押すとガチャリと解錠されてびっくりした。そこから運転席に乗り込みエンジンをかけようとするが、ブレーキを踏むと異音がしてエンジンはかからない。いくつかのランプが点灯していて、これは以前京都から奈良まで自転車を運びに来たときに、同乗者がパーキングにせずドライブのままエンジンを切ってしまっていた時にも見たものだった。車の仕様なのか、それとも故障なのかもわからずそこで20分ほど苦しみ、その間かけていたサポートセンターにやっとつながったので車を替えたいと伝えたところ、鍵の様子はどうかと聞かれたので確認したところ助手席の収納棚の中に鍵が挿さっており、それを「返却」から「利用」に回して引き抜く必要があると言われて完全に利用方法を理解した。鍵については利用ガイドに少なくともパッと見でわかる形で書いていなかったので普通にこれは初見殺しだと思う、その代わり次回からは忘れないと思う。ともかくエンジンがついたので、そこから三時間近くかけて会場まで機材を届けた。

で、その間に帰りの時間を確認すると終電が23時半とかで、車は返せても自分たちが最寄り駅まで帰れないというので車中泊の可能性が出てきた。予約はどうせ24時間パックなので料金は変わらず、外に放り出されるくらいなら車の中で一晩過ごした方がマシと思ったからである。しかしこれは結局会場の撤収と機材の返却、および自分の運転による移動がスムーズに経過したので終電には間に合うことになる。

しかしそんなことは未確定なパーティーの間、そして車で会場に到達した直後などは、一年ほどぶりに車を長時間運転した精神的疲労により参ってしまっていて(付け加えると東京では主に電車を利用しているので運転はおろか道路の上を走るのも初めての経験だったし、世田谷や高円寺などの土地自体に来ることも今までなかった)、パーティーの間もDJうまく回せなかったこともあり完全にコミュニケーションが終わってしまっていた。当然のことながらアルコールを摂取することもできず、パーティーに来ていた女子大生っぽい組にも話しかけることができず本当にダメだった。無職の人々は彼女らと話せていたので一時的に自身の社会ポイントは無職のそれを下回っていたことになる。

要は、カーシェアリングはちょっと乗って返すにはかなり便利で割安なサービスだけど乗り捨てができないのと長時間借りたらレンタカーと変わらないということが一つ、そして車で荷物運びを請け負うのは運転者が負う事故のリスクと運転による疲労を考えると少なくとも自分は相応の手当てが最初に提示されない限り次からは絶対に受けたくない、というのが一つです。

最後にパーティーの様子を貼って終わりです。