結婚パーティーで婚姻にまつわる語源について話した

先日、バイト先のチームメンバーである@hitode909さんと@corinyouさんの結婚パーティー「ウェッパ」に参加しました。

3次会のLTで@hitode909さんとの思い出を発表するシーンがあり、僕は豆知識的なものを披露しようと思って結婚の言葉や漢字の話をしたのですが、思ったより受けて良かったので、ここに台本つきで公開しておこうと思います。

(台本)

こんばんは。

シロイです。

誰、となると思うんですが、 

hitodeさんのチームメンバーです。非エンジニアリングまわりのことをしています。

最近やったこととしては、LINEで飲み会の話をすると、地名から勝手に飲み会の場所を提案してくれるbotを作ったりだとか、

「#つくりおき」というブログでトマトの雑マリネという記事を書いたりしました。

あとこれは去年の11月ごろの写真で、右が僕です。左は向こうにいる桐生あんずです。ハロウィンでもこの格好をして、下のDEN-ENでhitodeさんたちと飲んでいたんですが泥酔してしまい、ミネムラコーヒーさんにタクシーで家まで送ってもらう羽目になりました。

さて本題ですが、

僕は文字と言語が大好きです。

それで、まずは結婚の婚という漢字の由来について考えてみたいんですね。

婚という字は女に昏(たそがれ)と書きますけど、

これは説文解字によると、女はまあいいんですが、昏というのは女が陰陽五行説で陰に属するということのほかに、黄昏時に結婚式をどうもやっていたということだそうで、そこから来ているらしいです。

ただ婚には別の字もありまして、これはどうなっているかと言いますと、傘のようなものを被った女の人が、嫁に入る家に手を引かれて歩いて泣いている、ということになるそうで、昔の人の結婚は必ずしも幸せではなかったようですね。

今度は日本語だとどうかと言いますと、

婚という字には「よばう」という読み方がありまして、

これは「呼ぶ」という語を継続して行う、つまり求婚するという意味なんですが、よく「夜這い」というような意味は元々はなくて、後世の人々による後付けなんですね。

で結婚を表す古語には色々ありまして、

見る、見ゆ、逢ふ、合はす、配る、預く、言ひ寄る、住む、添ふ、枕く、目合ふ、

といったようにこれらの語彙はだいたい性交を含意しています。

見る、という語彙にしてもこの意味が三番目に出てくるわけですね。

で、見るという言葉には面白い話がありまして、

四年前くらいに茨城県の方で土器が出土したんですけれども、それに国字が刻まれていると。

で、ここなんですが、どういう漢字が書いてあるかというと、

こういう、見ると見るを逆さまにして組み合わせたような漢字なんですね。

これは「ヒルクナカヒ」と読んで、やっぱり男女の交合を表す字だったそうです。

この「クナガフ」という言葉にしても、やはり結婚の婚という字が当てられていますが、同様の意味で使われていたそうですね。

ところで見るといえば、

うちのチームには「みるみる会」というのがありまして、

まあみるみるということはとても大事なのであります。

ということなので、お二方には是非とも素敵なみるみるライフを送ってほしいと思います。

以上です、ありがとうございました。

(台本おわり)

@hitode909さん@corinyouさん本当におめでとうございます!!!!