結婚パーティーで婚姻にまつわる語源について話した

先日、バイト先のチームメンバーである@hitode909さんと@corinyouさんの結婚パーティー「ウェッパ」に参加しました。

3次会のLTで@hitode909さんとの思い出を発表するシーンがあり、僕は豆知識的なものを披露しようと思って結婚の言葉や漢字の話をしたのですが、思ったより受けて良かったので、ここに台本つきで公開しておこうと思います。

(台本)

こんばんは。

シロイです。

誰、となると思うんですが、 

hitodeさんのチームメンバーです。非エンジニアリングまわりのことをしています。

最近やったこととしては、LINEで飲み会の話をすると、地名から勝手に飲み会の場所を提案してくれるbotを作ったりだとか、

「#つくりおき」というブログでトマトの雑マリネという記事を書いたりしました。

あとこれは去年の11月ごろの写真で、右が僕です。左は向こうにいる桐生あんずです。ハロウィンでもこの格好をして、下のDEN-ENでhitodeさんたちと飲んでいたんですが泥酔してしまい、ミネムラコーヒーさんにタクシーで家まで送ってもらう羽目になりました。

さて本題ですが、

僕は文字と言語が大好きです。

それで、まずは結婚の婚という漢字の由来について考えてみたいんですね。

婚という字は女に昏(たそがれ)と書きますけど、

これは説文解字によると、女はまあいいんですが、昏というのは女が陰陽五行説で陰に属するということのほかに、黄昏時に結婚式をどうもやっていたということだそうで、そこから来ているらしいです。

ただ婚には別の字もありまして、これはどうなっているかと言いますと、傘のようなものを被った女の人が、嫁に入る家に手を引かれて歩いて泣いている、ということになるそうで、昔の人の結婚は必ずしも幸せではなかったようですね。

今度は日本語だとどうかと言いますと、

婚という字には「よばう」という読み方がありまして、

これは「呼ぶ」という語を継続して行う、つまり求婚するという意味なんですが、よく「夜這い」というような意味は元々はなくて、後世の人々による後付けなんですね。

で結婚を表す古語には色々ありまして、

見る、見ゆ、逢ふ、合はす、配る、預く、言ひ寄る、住む、添ふ、枕く、目合ふ、

といったようにこれらの語彙はだいたい性交を含意しています。

見る、という語彙にしてもこの意味が三番目に出てくるわけですね。

で、見るという言葉には面白い話がありまして、

四年前くらいに茨城県の方で土器が出土したんですけれども、それに国字が刻まれていると。

で、ここなんですが、どういう漢字が書いてあるかというと、

こういう、見ると見るを逆さまにして組み合わせたような漢字なんですね。

これは「ヒルクナカヒ」と読んで、やっぱり男女の交合を表す字だったそうです。

この「クナガフ」という言葉にしても、やはり結婚の婚という字が当てられていますが、同様の意味で使われていたそうですね。

ところで見るといえば、

うちのチームには「みるみる会」というのがありまして、

まあみるみるということはとても大事なのであります。

ということなので、お二方には是非とも素敵なみるみるライフを送ってほしいと思います。

以上です、ありがとうございました。

(台本おわり)

@hitode909さん@corinyouさん本当におめでとうございます!!!!

LINE BOOT AWARDSの学生ハッカソンに参加して半日で飲み会提案botを作った話

あらすじ

9月29日に京都で開催されたLINE BOOT AWARDSの学生向けハッカソンに参加し、そこでLINE Messaging APIを使ったプログラムをチームで制作して、「飲み会提案bot」というアプリケーションをローンチしました。惜しくも賞は逃しましたがショートコントの受けは良く、パーティーで10人くらいと連絡先を交換しました。

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linedev.connpass.com

コードと技術記事

コードはGitHubで、技術記事はQiitaで公開しています。

github.com

qiita.com

前日

開催前日、接近する台風24号の影響により、土日の2日間が予定されていた期日が1Dayに変更される旨がメールで通知されました。それに伴い、資料を参考にLINE Botおよびスキルのハンズオンを終えて来るようにとの指示が下りました。そんな、と思いつつ夜中の26時くらいに一時間くらいかけて書いてある内容を終えました。Herokuなどの設定が済んでいたこともあり、デプロイするところまで簡単にできました。

 

オープニング〜アイデアソン

雨の中、20〜30人の学生が会場を訪れました。おもむろにオープニングが始まったのでプロジェクションを見ていました。

イベントについてと技術面の簡単な紹介が終わった後、個人参加者は近くの参加者と4人程度のグループを作り、アイデアソンということでマンダラチャートが書かれたシートが参加者に配られました。マンダラチャートはプロ野球の大谷選手が目標達成ツールとして用いていたことで以前話題となりましたが、マンダラートという名前で発想法としても使われているようです。

swingroot.com

写真を撮ってくるのを忘れましたが、僕は真ん中に「酒」と書いて単語を色々書き込みました。その中からキーワードを一つ選んで、それに関するアイデアを1枚のスライドに落とし込もうという流れになりました。当初から飲み会に関する何かを作ろうと考えていたので、僕は飲み会に関するスライドを2枚書きました。その後、他の参加者のスライドを見て回り、よさそうなアイデアには星をつけるというのをやったところ、飲み会提案botというアイデアに9つの星がつきました。

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僕としては他方のアイデアを採用したかったのですが、このあと星が多い上位5つのアイデアを基にチーム編成がなされたので、その案はとりあえず引っ込めることにしました。メンバーは意外と集まらなくて、結局2人で制作することになりました。

制作

チームメイトは学部二回のPythonスクレイピングとか機械学習やりたいっていう勢いのある子で、APIで居酒屋情報を取得するという今回の目的にとってはちょうどよい組み合わせでした(彼自身はAPIスクレイピングを混同していたようですが)。居酒屋の情報はぐるなびが提供しているAPIで取得できることはすぐにわかったので、彼はそれを利用して居酒屋情報を取得するプログラムをさっそく書き始め、自分はとりあえずbotが動くようにチャネル(LINE@アカウント)の作成とサンプルbotの実装を進めました。

正午になるとランチとして弁当とお茶が提供されました。3種類あったのですが一番人気の焼肉とんかつ弁当は秒でなくなりました。後でTwitterハッシュタグ #linebootawards 見たら画像あげてる人みんな焼肉とんかつ弁当で笑った。

チームメイトの彼は速攻で食べ終わってプログラムの続きを考えていたので、自分もどんなbotにするか考えていたら、テクニカルエヴァンジェリストの立花翔さんからbotが送るメッセージの便利なテンプレ作成サイト(繁体字)を教えてもらいました。

その後わりと我々のチームは首尾よく作業が進む感じになり、LINEのサポートの人たちに助けを求める機会がなかったのはひょっとするともったいなかったかもしれません。ともかく僕はQiitaの記事とか参考にHerokuにデプロイしてみたらbotとしてちゃんと動くようになり、ひとまず完成への見通しがつきました。

その次にメッセージ内容の変更に着手しました。Flaskを使って書かれているプログラムを触るのは初めてだったのですが、コード眺めていたらどの箇所に当たるかがわかったので書き換えてみたらできました。この箇所にAPI叩いて出てきた結果を投げればメッセージとして送信してくれることになります。

で、チームメイトの彼の方はというとデータをJSON改めCSV形式に落とし込むところまでは実装できたものの、APIに投げる対象が地区名ではなくそれに対応する数字4桁のコードではないといけないということで、色々迷いながら地区名とコードの辞書を作る形で実現していました。その結果いくつかの地区にのみ対応という形になったのですが、後でぐるなびAPI一覧見てみたら「エリアSマスタAPI」というのを使うとこのコードを得られたみたいです。

api.gnavi.co.jp

これらのコードを統合するためにGitHubディレクトリをアップロードして共同開発する形になったのですが、お互い初めてだったので彼がクローンできるまでに結構時間がかかりました。その間に僕はClovaスキルの方でもできないかなとインテントを作成したりしていましたが結局こちらは間に合いませんでした。そんなこんなで彼が書いたコードを自分のスクリプトに乗っけて変数でつなぎ合わせ、同時に自分が書きかけていたメッセージ内容から条件となる文言を拾って地区名を取り出すスクリプトを加え、こんなんで果たして動くのかなと思いつつHerokuに再びデプロイしました。最初は案の定動きませんでした。しかし条件を緩くしていくと居酒屋データ自体はちゃんと取得できており、リストをそのまま吐かせるとちゃんとbotが動くことがわかったので、問題はどうやって居酒屋の情報を1件ずつ取り出すかだなということになり、上から順に取り出すという当初の案を改めてランダムに1件取り出す形に書き換えたところ、数回の試行を経て見事期待通りに動きました。この時には思わずチームメイトと喝采を上げてハイタッチしました。

終了30分前にここまでたどり着いたので、その後の時間は二人ともプログラムの改善に取り組む代わりにTwitterなどでの広報に勤しんでいたようです。

プレゼン、パーティー、結果発表

作業時間が終わり、各チームが作成したbotやスキルのプレゼンが順次なされました。半日という短い開発期間にも関わらず、ほとんどのチームが形になっていたのでびっくりしました。やはりClovaスキルを作ったチームが多かった印象です。スライドがいつ作ったんだという感じによく準備されていましたが、実演は案の定Clovaの聞き取りが悪かったりしていずれのチームももたついていました。自分のチームはスライド作る余裕ないなと思ったので、適当に寸劇やることを考えて発表中にその台本を書き、チームメイトと共有しました。

ちなみにあみだくじの結果、自分たちのチームは最後の発表でした。我々も他に漏れず開始前に機器の接続でもたつきましたが、ショートコントを宣言してからはノリと勢いでなんとかなりました。

京産大の安田豊さんのエキシビジョンとサポーターズの紹介の後、パーティーが始まってピザと酒類などが出てきました。前日もピザとビールを飲んだので二日連続の優勝です。期待通りショートコントのウケは良くて、たまたま参加していた同じはてなのアルバイトの学生や、立命や京造の学生と会話したり、名刺を交換したりしました。

ひとしきりピザを食べた後に結果発表がありました。何のチームが受賞したのか忘れてしまいましたが、自分たちのチームが惜しくも賞を逃したのは確かなようです。賞というよりClovaを狙っていたので残念でした。この思いはLINE BOOT AWARDSで1000万を獲ることで果たしたいと思います。

さてパーティーは終わり、ひとしきりTwitterアカウントを交換し、解散後も駅まで参加者と一緒に歩いていると共通の知り合いがいることが判明したりして面白かったです。あとで確認したらTwitterFacebook合わせて10人くらい連絡先が増えたようです。

感想

ハッカソンは実質初めての参加で、数年前にヤフーのに参加してみたはいいものの自分ではコード書けないしアイデアに賛同してくれる参加者もいないしで、とりあえず他のチームに入ったものの途中で抜けたということがありました(ちなみにその時の自分のアイデアがアプリになったものが最近Twittterのプロモーションで流れてきてショックでした)。今回もLINE bot全く作ったことない状況で作ることになり、ちゃんとコードが書けるのか最初はかなり不安だったのですが、botが動くところまでは割とすんなりいき、コードもサンプル眺めてたらそれなりに理解でき、自分でも意外と書けたのでびっくりしました。Clovaスキルを作るのはもっと簡単だったはずで、LINEのような会社がこうした開発環境を提供しているのは大事なことだなあと感じました。

今回は半日でそれなりに動くbotを開発し、ローンチの後LINE BOOT AWARDSにもそのまま応募してしまいましたが、LINE botやClovaスキルがわりあい簡単に作れてしまうことがわかったので、個人的にも便利なサービスを作っていきたいと思いました。またLINE BOOT AWARDSは10月10日まで応募できるので、今回採用しなかったアイデアを締切日までに実現し、1000万円と言わず5000兆円を狙って応募してみようと思います。

PyCon JP 2018 に参加しました

あらすじ

こんばんは、シロイです。9月17日から18日にかけて開催された、PyCon JP 2018のカンファレンスに参加しました。去年はじめてRubyKaigiに参加した id:kiryuanzu がバリバリ成長しているのを見て、自分もそういうイベントに参加しておかないとなと思い、プログラミング言語の中でも付き合いの長いPythonのカンファに参加しました。そこで勉強会で一緒にRailsPythonを書いている id:fukuso_sutaro を誘ったところ、当初は予定があるとのことだったがこちらに参加した方が都合が良いとのことで、彼も参加することになりました。前日と前々日にはそれぞれチュートリアルとスプリントも行われていたのですが、日曜日の予定が確定しなかったため、自分はカンファレンスの部からの参加となりました。日曜日に京都を夜行バスで出て、月曜日の朝に川崎駅に到着、そこから京急蒲田駅の近くにある大田区産業プラザPiOに向かいました。

pycon.jp

1日目

午前

Argentina in Python: community, dreams, travels and learning | Kaufmann Manuel

キーノートはKaufmann Manuel氏によるパッション溢れる講演で、コードを書いてコミュニティ作っていきたい!という気持ちになりました。

 

東大松尾研流 実践的AI人材育成法 | 中山 浩太郎

招待講演は東大松尾研の人のAIに関する講演。これに関しては聴講者のターゲットが外れていたというか、機械学習について数冊本を読んだ程度の自分でも知っている内容が大半だったし、PyCon JPでやる内容ではなかったかな…という感想がTwitterでのハッシュタグでも多数でした。

 

ランチタイム

ランチはお弁当が出ました。洋食の大きめの弁当が早めになくなっていました。ランチ後に結構余っていたので余分に取って食べました。

 

ジョブフェア

あと1日目にはランチタイムにジョブフェアというのがやっていて、スポンサー企業の社員がPythonや働き方について色々話すのを聞きました。

 

午後

実践・競馬データサイエンス | 貫井 駿

最近は競馬に興味があるのでこれ聞きたかったんですが、会場を間違えていて開始後に移動したら満員状態でした。id:fukuso_sutaro となんとか割り込んで床に座って聞いていましたが、ここまで使えるようになるとお金になるよな〜と思いました。

logmi.jp

 

Building Maintainable Python Web App using Flask | Wonder Chang

Flask使えるようになろうと思って聞きに行ったんですが、後半はメンテナンスの話で技術っぽい内容ではなかったです。

 

Pythonで時系列のデータを分析してみよう。 | Tatsuya Kobayashi

登壇者がギークラボ長野の人でした。ここで初めてJupyterのことを知ったんですが、なるほどデータ分析の資料作りに使えそうと思いました。コードが示されていたので自分もやってみようと思ったんですが、二つ目の段階でエラーが出てつまずいたんで実際は難しいなあと感じました。

www.slideshare.net

 

Pythonで解く大学入試数学 | 新井 正貴

数学の教職免許が取れる人間なので面白いと思い聞きに行きました。高校数学の問題を題材にNumPyやSciPyの取り扱い方が勉強できて有意義でした。

slideship.com

github.com

 

パーティーとその後

この日はずっと id:fukuso_sutaro と一緒で、パーティーでも同じテーブルにずっといたんですが、彼のことを知っている人間が全くいないことに、彼自身とても驚いていました。名刺の「映像作家」という肩書きがナチュラルに受け入れられていて、Python界隈治安がいいな〜と感じました。デカいチーズをくり抜いたところにパスタ入れて作るカルボナーラが美味しかったです。外は雨が降っていて、京急蒲田駅から品川駅を目指したんですが、間違って羽田国際空港の方に向かってしまい、しかもそこから戻るには改札を一度出なければいけなかったりで、東京の路線は大変だな〜と思いました。

この日と翌日の版は渋谷にある渋家というシェアハウスに泊まりました。サクラ荘とは全く違ったカルチャーだったので戸惑いましたが、シャワーが浴びられ布団で眠れたので良かったです。スマブラが共通言語で助かりました。

2日目

午前

Pythonでやってみた」:広がるプログラミングの愉しみ | 磯 蘭水

登壇者の磯蘭水氏は日本におけるPythonの古参みたいな人らしく、Infoseekの検索システム作ったのこの人だったのか!と聴衆が驚いていました。シンセの話を下敷きにして、プログラミングの考え方が要領よく提示されており、かなり説得力のある講演でした。

 

niconicoにおけるコンテンツレコメンドの取り組み | 大元 司

ドワンゴの研究所の人のレコメンドに関する講演でした。やってることは企業だからといって特別なものではなく、理論に基づいて地道にやっているんだなあという学びを得ました。ただ僕はニコニコ動画では淫夢関連を見ることが多いですが、あれは運営の作為なのかどうなのか全然関係ない動画がレコメンドされたりします。

 

午後

REST API に疲れたあなたへ贈る GraphQL 入門

…が聞きたかったんですが会場が満員で締め出されており、リモートで聞きかじる程度になりました。なので内容はよく覚えていません。

 

おやつタイム

前日はおやつにありつけなかったんですがこの日は間に合いました。パウンドケーキみたいなやつを食べられたので良かったです。

 

1次元畳み込みフィルターを利用した音楽データのオートエンコーダ | 新倉 涼太

これはなかなか面白い試みだと思いました。深層学習を使って音楽データの特徴を抽出し、それを使ってエンコード(圧縮)・デコード(復元)ができないかという取り組みです。実用的にはまだまだといったところですが、Pythonは音楽データも生成できるという学びがありました。

 

Pythonで始めるウェブスクレイピング実践入門 | 田中 慎太郎

最後はウェブスクレイピングの講演を聞きました。実践とありますが、どちらかというと概論といった感じで、色々なライブラリがあるけど同じことがこのような実装でできる…という内容でした。Jupyterのノートが資料として示されていたので家に帰って復習しました。

 

speakerdeck.com

 

LT、クロージング

クロージングの前にLTとして、様々な人たちのプレゼンテーションを聞きました。面白いなと思ったのは、深層学習を使った画像認識で麻雀の点数計算をさせるやつです。今度LINE bot作りそうな雰囲気あるので、参考にしたいなという気持ちになりました。

www.slideshare.net

クロージングでは、聞きに行こうか迷っていたラズパイでドローン制御する講演で使われていたドローンを用いて、会場の写真を撮影しました。僕はそのドローンのカメラに対してスマートフォンのカメラを向けて撮影しました。

東京はこの日も雨がぱらついていましたが、JR蒲田駅まで二人で歩いて帰りました。

 

スポンサー企業たち

スポンサー企業としては、仮想通貨取引所Zaifテックビューロを筆頭に、メルカリ、GROOVE X、アイリッジ、SQUEEZE、Gandi.net、スカラコミュニケーションズ、Smart Trade、アイシン精機、いい生活などの企業が、主要なスポンサーとしてブースを構えていました。

テックビューロさんは今イケイケドンドンで、会期の翌日にZaifがハッキング被害を受けて70億円相当の仮想通貨が流出との報道がありましたけど、id:niwatako さんの仮想通貨悲喜こもごもみたいな話を耳にしているので、技術的には面白い分野だと思います。メルカリではメルペイという子会社が仮想通貨事業をやっていますね。

techbureau.jp

about.mercari.com

スカラコミュニケーションズさんといい生活さんは、我々が学生ということで話をよく聞いてくださったと記憶しています。それぞれタンブラーと、LEDライトとかコースターとかをいただきました。

scala-com.jp

www.e-seikatsu.info

ほか、アンケートに答えてSmart TradeさんからはQRコードが印字されたどら焼きを、アイリッジさんからはコーヒー豆を、アイシン精機さんからはミニカーを、またGROOVE Xさん、SQUEEZEさん、Gandi.netさんからもそれぞれステッカーをいただきました。もう少し話を聞きたかった企業もありましたが、話題のツテがわからずそこまで繋がらなかった印象があります。

「理学研究科に来ているのよりずっといい求人がある」と、id:fukuso_sutaro がいたく感心していました。ちなみに私も現在絶賛求職中です。当エントリをご覧になっている人事部の皆さん、ご連絡お待ちしております

 

ふりかえり

  • 当日、講演終わった後に要約をシュッとツイートしたり、資料のURLが示されたところで登壇者のツイートをシュッとRTしておいたのは大正解。後でエントリにまとめる手間が省ける。
  • 名刺はやっぱり作っておいた方がよかった。id:fukuso_sutaro は直前に秒で作った名刺を用意してきていて、結構活躍しているみたいだった。
  • 先の id:fukuso_sutaro への反応を見てもわかるように、PyConというコミュニティは、我々が「インターネット」として想定している界隈とはかなり異質な、いたって「まっとうな」ものらしいことがわかった。RubyKaigiなどはまた雰囲気が違っているのだろうか。Ruby京都大学とすれば、Python大阪大学みたいなイメージである。
  • id:fukuso_sutaro が一日目解散した後「パイコン正直めちゃくちゃ楽しい」「id:silloi さんいて本当に良かった」とツイートしていて、息子を久々に遠くへ連れ出した親みたいな感情になってしまった。彼を誘って本当に良かったと思った。
  • 今年までは学生なので、学生料金で安く参加することができたが、来年からはそうはいかないだろう。こうしたイベントに経費で参加できる企業に就職したら参加したいし、LTや講演などもできるようになりたい。

京都大学サマーデザインスクールに参加したら実質上のインターンだった

まとめ

京都大学サマーデザインスクール2018に参加しました。フレームワークや発想手法を使ったアイデア立案をしたりできると期待していて、実際それはある程度達成できたんですが、テーマの制約がシビアだったので自由な発想の余地がそれほどなく、そういう意味ではあまり面白くなかったです。言い方を換えれば企業のインターンシップみたいな内容だったので、業界研究としていい勉強にはなりました。

参加する前

京都大学サマーデザインスクール(以下sds)は数年前からポスターを見るたび参加してみたいと思っていて、でも申込しようか迷っていると定員がすぐに埋まって締め切られてしまうといった様子だったのだけど、大学にいるのも今年が最後と思って残りの一枠に申込したところ、予算が決まっているプログラムとしてはこちらも今年が最後だったとのこと。

残りの一枠というのは鉄道車両のメンテナンスというキラキラ大学生とはかけ離れたテーマで、チームメンバーになった学生も工学部や工学研究科の所属だった。自分はアルバイトでWebサービスの運営管理に近いことをやっているのでソフトに限らずハードの保守やメンテナンスにも関心があったことと、デザイン手法を使って新しいものを作り上げようといった趣旨ではなくフレームワークを利用して問題解決しようという目的がはっきりしたテーマだったことから、こちらを選んだのは妥当な選択だった。車両所見学ができるのも自分にとってアピールポイントだった。

一日目

初日は午前中に問題解決手法についてのちょっとしたレクチャーがあり、午後からは吹田に移動して社員の方と車両所を見学した。手法はTRIZ(トリーズ)というもので、ソ連の工学者が過去の発明や開発の事例を調査分類して、一連の解決手法として構成したもの。なかでも「40の発明原理」というのがいかにも工学然としていて、また参考書籍がこれらをうまくデザインしていて興味を惹かれた。

トリーズ(TRIZ)の発明原理40
 

 午後からの車両所見学のために、吹田まで電車で移動する。鉄道会社はインターンとかでも交通費出してくれるといったことは基本ないらしく、我々の移動費用も自費なら社員の人も自腹で切符を買っていた。最寄りの駅に到着し、しばらく線路沿いに歩いたら大きな敷地の車両所がある。

車両所ではブルーカラーの服装をした作業員が所内の説明をしてくれたり、作業風景を見せてくれたりした。僕は電車が特に好きというわけではないが、工場は好きなので巨大な構造物を見てテンションが上がっていた。作業は機械化ができないために作業員が人力でやっており大変そうだった。所内は案の定男しかいない世界だと思っていたら帰り際に職員室の入り口で美人を見かけたので趣を感じた。

二日目

二日目は午前中にとりあえず付箋に現状の問題点やその対策などを書き出して整理するという作業をやった。似たような作業をどこもやっていたがこれはKJ法という理解で会っていると思っていて、一度ちゃんとやる必要があると感じていたので今回これができて良かった。一般に人は個々の相関関係を見つけ出すといった操作は積極的にするけれども、それらをまとめ上げた上位カテゴリに名前をつけるということはあんまりできないと思っていて、自分が率先してそれらに名前を与えていたら他のメンバーが語りの中にその名前を早速採用するので面白かった。考えに取っ手をつけるとはまさしくこのことだなと思った。

 

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さて、そうしてひとまずはまとまりを見せた概念図を午後からフレームワークである因果関係の図式に落としこもうとしたところで、新たに社員がもう一人来て概念図の要素にケチをつけていきメチャクチャになった。一日見学しただけの我々より現場に詳しいのは分かるしツッコミどころが多いのも理解できるが、ある程度方向づけられていた議論に水を差されたのみならず午前中の成果が役に立たないような形でまた同じ作業をやり直す羽目になったという気持ちが生まれ、内心憤りを感じた。だいいち学生主体のイベントなのだからそこは距離を置いていてほしいし、企業でもこういう風に上の立場の者が横槍を入れてくるという形でプロセスがダメになるということは往往にしてあるのだろうなと思われた。対してもう一人の社員の方は適度な距離を保っており好印象だった。

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時間は掛かったがとりあえず因果関係の図式はそれなりに形になり、それらから導き出される発想原理に従っていくつかのアイデアが出された。それらの評価までやって、資料は翌日作ろうということになった。図表資料のクオリティを他のメンバーに期待できないと思ったので夜のうちにPowerPointで作成しようかとも思ったが、読書会から帰ってくると疲れてそのまま寝てしまった。

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三日目

最終日は午前中のうちにポスター発表の準備をして、午後にその発表会をするというスケジュールだった。資料作成はいちおう役割分担するけどそれほどうまくいくはずもなく、デザインも統一する余裕がなかったのはもちろんのこと作業の早いメンバーが独自規格を採用しだしたりして案の定まとまりのないものになった(洗い出しの時にも規格が統一されていないことが問題の一要因という話をしていたのでは)。とにかく時間までに模造紙に貼るスライドを印刷し、それなりに配置して準備が終わった。

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口頭での発表は詳しくはポスターを見よって感じで適当に流して、ポスター発表のセッションでは前半は鉄道オタクのメンバーがいい感じに回してくれたらしい。その間自分は他のポスターを見て回ったり知人友人と会話したりした。実は一日目には桂行きのバスの中で中国・西安への海外派遣で一緒だった参加者の友人と、二日目にはその晩の読書会で一緒の知人と、三日目には大学院に入学した際の生協イベント後に教授のもと一緒に飲んだ知人などと再会するといったイベントがあり、改めて人間の関心が似通うことの奇妙さを感じていた。テーマは協賛企業の色合いが強く出ていて、電通の「たしなみ」や「おもてなし」に対し博報堂が「恋に落ちる」ことをテーマにしていたので、「たしなみって女子高や女子大の規範的な教育内容として生まれた性差別的な概念だということは知っていますか」みたいなイケズなコメントをしたりしていた。概してやはり実現可能性はともかくアイデアというかデザインを提案していこうみたいなスタンスの発表が多く、ただもう現実に即した解決法を示した我々のポスター発表は際立っていたと思う。三菱電機の人工太陽がエネルギーの根源となった世界みたいなのがSFっぽくて面白かった。後半は替わって発表を担当したけど大勢に説明するよりは一人二人と対話するといった感じでできて良かった。コーヒーブレイクに阿闍梨餅が出てきて嬉しかったが、コーヒーを飲みすぎて気持ち悪くなった。

それが終わるとリフレクションの時間があり、いろいろと思うところを書いたが意見共有の機会はなかった。そのあと結果発表があり三位以上のテーマが発表され、いずれも自分は関心なくて聞いていない発表のものだった。一位になったのは不便益の研究で有名な教授のところで出来レースだなと思った。

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閉会の後には懇親会があり、酒と料理を口にすることができる。ちゃんとした洋食が出てくるなあと思ったら数年前に閉店し十月に再開するという「まどい」による出店だった。あんまり食べたつもりも飲んだつもりもないが、いろいろと疲れが溜まっていたのか途中から食欲がなくなってきた。発表が聞けなかったメンバーに関心あるテーマの参加学生を引き合わせたりしていると、その者同士が実は知り合いだったみたいな出来事があり世間は狭いなと思った。

帰りは連絡バスが途絶えていたため、電車とバスを乗り継いで帰った。

振り返り

サマーデザインスクールという名前がついているが、少なくとも実施者や協賛者として企業がそれぞれついているテーマに関しては、デザイン手法といってもせいぜい発想法とかフレームワーク使ったりするくらいで、あんまりデザイン(設計)みたいなところまで十分にできているチームは多くなかった気がする。せいぜい自分のチームのようにいくつか打ち手の立案をするか、問題の整理どまりではなかったのだろうか。それは三日間といえども準備時間を除けば実質二日間で現状分析から概念整理して解決策をパッケージとしてまとめるのがいかに難しいかということでもある。自分は最初からそうだと思っていたが結果的にはプレゼンテーションが上手いチームが成果を収めるということになるのである。

ところで二日目に読書会が一緒の知人とバスを待っている間しゃべっていたのだが、僕はチームワークしんどくて一人で作業やった方がずっといいみたいな話をすると、自分はチームワークをするのが楽しいみたいなことを言っていて、そっちが一般的な感想なのだろうかなと思った。多少ともチームをまとめようとするなら、それがいかにコストのかかることか理解されると思うのだけど。またチームメンバーの院生の彼が社員の人に詰められていて、かわいそうだと思って休憩時間に労うような声をかけたところ、自分の考えがまだまだ及ばないとかめっちゃ謙虚なこと言ってて真面目だなあと思った。そりゃまあ工学徒は真面目でないととてもじゃないがやってられないよな。

そんな感じで、手を動かして問題を考えたり、人間としゃべったりすることができ田という点では参加して良かったなと思います。でも今の自分にはもっとやるべきことがあったよな、とかえって奮起せられました。

言葉が通じないと安心する ~2018.8 韓国旅行

あらすじ

8月15日から18日まで友人と韓国に行きました。ソウルの弘大で2泊、釜山の海雲台で1泊しました。ソウルではいつもの江北に加え、江南の中心地も回りました。釜山では南浦洞・チャガルチ市場を巡り、海雲台の海岸沿いを満喫しました。

各種思い出

ホテル

いつも一人で旅する時はホテルを取らずにサウナに泊まるのだけど、今回は同行者がちゃんとしたホテルに泊まりたいとのことだったのでホテルを取りました。海外ではホテルは人数当たりではなく部屋料金なので、2人だとホテルに安く泊まれます。ソウルだと12000円くらい、釜山では安いものだと2人で5000円以下とかで泊まれます。1、2泊目は弘大のホテルを取りましたが、クラブなどがある通りの裏にあり、終電を気にせず街で遊べて非常に便利でした。

釜山では海雲台東横インに泊まりましたが、これも大通りから歩いて帰れる距離で、後にパブで泥酔することを考えるとかなり助かりました。一枚しかないカードキーを挿さないと電気が点かないのは、2人で泊まる上では困りました。

両替

これもいつもは飛行機で両替していたのだけど、調べてみると明洞で替える方が1割くらいレートが良いことを知ったので、空港からホテルを経由して明洞までなんとか手持ちのウォンで行くつもりでいました。しかしクレカでの購入を当てにしていたコンビニが空港になく、現金のみの自動販売機しかなかったため、仕方なく自分の2000円を替えてもらって同行者の交通費に充てました。レートは100円あたり940.0ウォンでした。後に明洞のセブンイレブンで自分は4万円を両替しましたが、レートは1014.0だったので確かに3000円近く変わってきますね。パスポートも不要で便利でしたが、一万円単位でないとより低いレートで両替されるようでした。

ソナギ(通り雨)

ホテルのある弘大入口から明洞に着いて地上に出ると、まさかの通り雨が降っていた。天気予報では晴れと曇りだったので傘は持ってきていなかった。再び地下に戻り、露店のおばちゃんから折り畳み傘をさっき替えてもらった残りの5000ウォンで買う。2人で1つの傘に入ったので両方とも少し濡れてしまった。ところで韓国語には通り雨を意味するソナギ(소나기)という美しい言葉があり、小説や映画、多くの歌謡曲のタイトルになっています。なかでもパク・ジョンヒョンとIOIの曲が私は好きです。


박정현(Lena Park) - 소나기.wmv


[MV] I.O.I(아이오아이) _ DOWNPOUR(소나기)

クラブ

クラブは半年前ソウル行った時に弘大のnb2とM2に初めて行ったんですが、今回も同行者を連れてM2で一時間半くらい揺れていました。nb2はヒップホップ系で客層もフード被ってたりして女子も男子もサブカル/オタク要素が感じられて僕は好きなのですが、エレクトロ系のM2も女の子の露出が多くてポールの近くで踊りだしたりするのが見れて良いです。それにしても韓国女子は脚長い人が多いですね。料理も日本と同じ値段で1.5倍くらいの量来るのにあの体型維持できるのすごい。

鍾路

鍾路は来るたびに毎回通ってるんですが、かの独立宣言が読み上げられたというタプコル公園の裏通りが老婆の売春地帯になっているという情報を踏まえると、年寄りばかりの貧困地帯として味わいが一層深くなりますね。今回は有名なユジン食堂で冷麺を注文して食べました。11時に開店してすぐに入りましたが、狭い店内はすぐいっぱいになりました。水冷麺は出汁が効いていて特に美味しかったです。隣の席では中年男性三人が焼酎を飲みながらおしゃべりしていましたが、外では年老いた男性たちが椅子なり地面なりに座って焼酎を飲んでいます。場末という感じです。

カジノ

カジノは以前会賢のセブンラックカジノに行った時に1000円だか3000円だか負けてきたのですが、今回はなんと3000円が7500円に化けました。ルーレットしかやっていないのですが、デジタルサイネージの当たった番号を見ながらまた当たりそうな番号二つ跨いでコイン置いたら一発で当たり、1枚が16倍になって返ってきたので最初の枚数をすでに超えてしまいました。この時点で「当たる番号は当たる」という仮説を確かめ、同じやり方で一時はコインを15000円相当にまで増やしました。しかし数度のルーレット回す人(何て言うのか知らない)の交代を経て、最後にあと一回当たったら退こうと思っていたのがなかなか当たりません。最後にそれまで全く当たっていなかった番号が当たるようになったのを見て、これはもうダメだと思いコインを換金してもらいました。それでも元手が倍以上に増えたので、どれだけ遊べるかと思っていた自分としてはは嬉しい誤算でしたが、そのぶん心がすり減りました。

KTX

先日の韓国旅行では結局平昌・江陵まで行かなかったので、KTXに乗るのは今回が初めてです。乗車時間は3時間弱とのことでしたが、ヤンニョムチキン一箱食ってたりしてたら意外と早く着きました。6000円足らずの代金はカウンターで支払い乗車券代わりのレシートを受け取ったのですが、特に確認されることもなく下車して終わりました。ガバガバやんけ。

地下鉄

釜山に来たのは初めてだったので、地下鉄も今回初めて乗りました。まずT-moneyカードが使えず、再びあのクソ扱いにくい自動券売機で切符を買うことに。5000ウォンの一日乗車券を2枚買おうとしたら1000ウォン札しか受け付けず、手元に1000ウォン札9枚しかない。改めて普通の切符を買おうとするも機械の認識が悪くて何度も返却される。そのうち観光客でやはり困ってる西洋人からも助けを求められ、こっちも困っとるんじゃと思いつつ計3人分の切符を買いました。駅名を見てるとやはり楽しくて、伽倻という名前が残っていたり、モッコルという明らかに固有語っぽい地名があったり(コルは谷だろうが)、チャガルチという駅名には札嘎其という難しい感じが当てられていたりしました。4日目は後述する二日酔い状態で死にそうな顔をしながら地下鉄に乗ることになるのですが、そしたら座席に座っていたおばあさん達が察した顔でこちらを見ていて、自分が飲みすぎて気持ち悪いというジェスチャーをすると笑ってくれたのでやさしい気持ちになりました。

海雲台

釜山は西面や南浦洞・チャガルチといった繁華街があるのですが、一つ書くとすればもう海雲台がリゾート地としてすごく良くて、ここにホテル取って正解だなと思いました。ここに着いた時にはもう暗くなりかけていたのですが、駅から出ると海の方へと大通りが伸びていて、その両側には飲み屋やおみやげ屋、道中には噴水などもあり、広い歩道では大道芸もやっていて、昔ハワイへ旅行に行った時のことを思い出しました。

大通りの脇道にある屋台や食堂でも食事したかったのですが、時間も時間なのでホテルにチェックインしてから、来る時に見たいい感じのパブに行きました。Cocky Pubという名前で、飲み放題のアルコールはショットやカクテルなど種類が増えると料金が上がる仕組みでした。一階はすでに激混みでしたが二階に上がるといい感じの照明とDJをやっていて、メチャクチャ最高の気分になりました。またそこで少し日本語喋れる青年とか、ゴツいカメラを持った金髪の韓国女子と日本語やら英語やら韓国語で色々おしゃべりできてとても楽しかったです。

この時点でそれまで飲んでいたアルコールが一気に来たのか以後の記憶がなく、ホテルのトイレで暗い中うずくまっていたかすかな記憶を除いて、ホテルまで帰ってきた覚えも全くないまま、気が付いたらベッドの上でチェックインの時刻を迎えていました。何もかもわからないが、とにかく酒で最悪なことになったのは間違いないらしかった。携帯もみつからなくて、とりあえずホテルのカウンターでその件伝えてビーチまで来て、とりあえずパラソルの下で横になりながら、なくした携帯のことばかりずっと考えていました。普通に二日酔いしていたので海にも入りませんでした。同行人が無情にも早く南浦に行きたいというので、惜しみつつ海雲台を去る前に昨日のパブに行ってみたら掃除中で、昨晩携帯を落としたんですけど、とダメ元で聞いてみたらまさに自分のGalaxy S7が出てきて本当に助かった思いがしました。二日酔いはその後もしばらく続き、金海空港で冷麺を食べた際ようやく治りました。

帰りの飛行機

帰りは金海空港からチェジュ航空で3席列の座席だったんですが、左隣に後から座ってきた青年が友人に似てるなと思ったらまさかのその友人でした。お互いに韓国来ていることも知らず、座席が隣同士になるってどんな偶然や。相手もこのことを知って怖いと言っていました。

写真

実は韓国来る前に神戸に戻る際に大学の近くに自転車を停めた時にデジタル一眼レフのカメラを置いてきてしまい、当地ではスマートフォンで撮。るしかありませんでした。これはとても心残りでしたが、荷物がその分軽くなったのは助かりました。

言葉が通じないと安心する

タイトルの一節ですが、少し語弊があるかもしれません。言葉が思った通りには通じないとしても仕方がない、と想定している相手と話すのはとても気楽なのです。なまじ母国が同じ者同士だと、言葉はそのまま完全に通じるものと高をくくられます。そのような傲慢を前に、言葉の正確性を期するのはとても苦労のいることです。それに対して相手が異国の人とわかれば、人はその程度の言語レベルでコミュニケーションしてくれます。このような人との距離感を取り戻しに行くために、私はしばしば海外へ旅行に出かけているような気がします。

そして絶対に言い残しておきたいこと

今朝届いた新MacBook Proで一日じゅう環境構築していた

MacBook Pro到着です!!!!!

地ならし

初期設定

キーボード配列を聞かれて、迷ったが日本語を選択したところそれでよかった。

画面に保護シールを貼る

途中でTouch IDの登録を求められたので、先にタッチバーと画面に保護シール貼ろうと思って、サイズを確認して丁寧にやったところ綺麗に貼れた。Touch IDの部分はシール関係なかった。

Karabinerをインストール

USキーボードにしたので、左commandキーで英字、右commandキーでかな入力ができるように、こことかを参考に、ここからパッケージをダウンロードし、ここから「For Japanese (日本語環境向けの設定) (rev 3)」をインポートして「Complex Modifications」で当該設定を加えた。

Chromeをインストール

Googleで検索するとApp Storeの方が先に出てくるが、公式ページを表示してMac用のパッケージをダウンロード後、インストール。すぐにGoogleアカウントにログインすると、URLなどの情報が別のPCから引き継がれている。

Webサービスをブックマーク/にログイン

しかしブックマークの引き継ぎ方はわからなかったので(それもそのはずで、自分は今までWindowsではFirefoxを利用していたのだった)、利用していたサービスを逐一検索してログインしようとしたら、アカウント情報がオートフィルされていて速攻でログインできた。これにはびっくり。とりあえず、GitHubはてな、全学生共通ポータル、Slack、ニコニコ動画SoundCloud、KMC、Amazon、Vpass、Wantedly、Progate、Kibela、noteなど思いつく限り。

Firefoxをインストール

Webブラウザ検証用に使うかもなので一応インストール。

ターミナルをDockに登録

ターミナルが見つからなかっあcたのでFinderで検索してDockerに登録。

起動してみたら `(苗字)noMacBook-puro:~ silloi$ `とメッチャダサい表示が出ていたので、システム環境設定の「共有」から変更。

LINEをインストール

文書の引き継ぎに必要だったので。

機械学習開発環境

Anacondaをインストール

データサイエンス向けのPythonのパッケージ。機械学習について勉強しようと思っており、書籍やサイト等でこちらを推奨されているため。ここからダウンロードし、インストール。

VSCodeをインストール

その流れでVisual Studio Codeも一緒にインストール。

Xcodeをインストール

こっちを先にすべきだったんだけど、Rubyをrbenv使って入れたい。そのためにhomebrew入れておこうと思い、それを入れるにはまずXcodeを入れないといけないらしい。ということでXcodeをAppstoreからインストールする。22分くらいかかると言われて待つ。

homebrewをインストール

ここなど参照。

qiita.com

Anacondaをアンインストール

`brew doctor` したらconfigが外部にあると言って怒られたので、アンインストールしようとしたらめっちゃ面倒臭かった。ここを参照して消した。

ai-coordinator.jp

pyenvでPythonおよびAnacondaをインストール

ここ見てanaconda3-5.2.0 をインストールした。

qiita.com

Ruby on Rails開発環境

rbenvでRubyをインストール

ここ見た。

qiita.com

version 2.5.1をインストール。

 Bundlerをインストール

後はこことか見ていた。

qiita.com

Railsを実装

version 5.2.0 が実装できました。お疲れ様でした。

と思われたが

>||

Rails is not currently installed on this system. To get the latest version, simply type:

    $ sudo gem install rails

You can then rerun your "rails" command.

||<

えーなんで…

調べてみるとPATHがちゃんと通っていないことが原因っぽかったので、.bash_profileに手直しをする。

>||

export PATH="~/.rbenv/shims:/usr/local/bin:$PATH"

if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi

eval "$(rbenv init -)"

||<

これでできるようにな…らないかと思ったけどcdしてなかっただけでちゃんと動きました。よかったね。

GitHubの引き継ぎ

ここなど参照。

mtntmyk.hatenablog.com

git のバージョンは2.15.2で最新っぽかった。

SSH接続について、前のパソコンで一回作ったよな、あれの引き継ぎどうなるんだろう、とわからなくなってきてとりあえずここの説明通りにやってみる。

qiita.com

引き継げればいいっぽいのでこれを参考にしてコピーする。

コピーするのにメディアがないので圧縮してクラウドに投げたり一生懸命やった。

webdev.jp.net

>||

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

@         WARNING: UNPROTECTED PRIVATE KEY FILE!          @

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

||<

あああ。もうダメD助けてくれ

追記:もう一回次のコマンド叩いたらpushいけました。

>||

chmod 600 ~/.ssh/id_rsa

||<

後でhistory確認したら`chmod`を`cdmod`と入力していました。はい。

ところでスーパーpre記法なんでちゃんと表示されないんですかね…

MacBook Pro を購入したので歴代PCを振り返った

新しい13インチMacBook Proを購入しました。

Macを買う必要はもうずっと長いこと感じていて、しかしスペックをどれくらい積むかが判断できず決めあぐねていたのですが、今回バイト先の先輩プログラマー方の推薦やお墨付きを得て、本日ついに上記モデルで注文する運びとなりました。一週間ほどで自宅に届くようです。

さて、Macは今のバイト先で業務のために使うようになり、かれこれ利用し始めて二年近くになるのですが、それまでは小学生の時に初めてパソコンを触って以来、ほとんど使用したことがありませんでした。家のパソコンのOSはずっとWindowsだし、携帯電話もスマートフォンです。「マカー」なる概念を知って以来、Macにはマニアックでとっつきにくいイメージがずっとあり、熱心な信者に抵抗を感じてApple製品を敬遠していたほどだったのですが、今回の購入を契機に情報まわりの環境がまるっと入れ替わるということがひょっとすると起こるかもしれないので、私がかつて使用していたWindows機たちを記録しておこうと思います。

一代目:NEC Lavie PC-9821 / Win95(2002年~2003年)

muraoka.ocnk.netおそらくこのモデルだと思います。黒のガワでグレーのキーボード、高さもこれくらい分厚かった記憶があります。

父が仕事で使用していたパソコンのお下がりで、小学4年生の時から使用するようになりました。フロッピードライブはもちろんのこと、PCカードを差し込む端子があり、そこにeo64エアという無線データ通信サービスの端末を挿してインターネットに接続していました。利用を開始してすぐに、おもしろFLASH動画から当時の「2ちゃんねる」にたどり着き、ゲーム攻略掲示板に家族の情報を書いたり、AA板でコテハンを名乗ったりするようになったりしました。また当時、ブラクラともウィルスともつかない謎のURLを踏みまくっていたので、何やかんやあって最終的に起動不能になったような気がします。

二代目:NEC Lavie NX LW23C / Win98(2003年~2005年)

aucview.aucfan.comこれはもっと記憶が曖昧ですが、ガワもキーボードも黒一色のモデルだったと思います。父が亡くなったので、我々家族が使用するようになりました。といっても当時すでに家の中でパソコンを使いこなせるのは自分ひとりしかいなかったので、私が好き勝手利用していたのではありますが。家族旅行などの写真が入っていたはずですが、おそらくもう救出不可能だろうとか言いながら現在に至ります。

三代目:富士通 FMV-BIBLO NEシリーズ / Win98SE(2005年~2007年)

diaryonweekend.seesaa.netこのモデルではない気がします、ホイールパッドは確か円形でした。しかし手前のスピーカー部がなめらかになっている部分はこんな感じだったので、恐らくFMVのBIBLOシリーズではあったのだろうなと思います。

これも伯母から譲り受けたパソコンで、それなりに長い間使用していた記憶があります。妹もペイントで絵を描いたりして、それぞれが集めた画像ファイルが入ったフォルダがデスクトップにある映像が脳裏に浮かびます。こちらは最後まで使えなくなることはありませんでしたが、末期には画面の発色もおかしくなり、かなりギリギリな状況まで来ていました。

四代目:NEC VALUESTAR S VS570J/G / WinVista(2007年~2011年)

kakaku.comこれは多感な時期を過ごした中で最もよく利用し、それゆえ最もその性能を恨んだ機種でもあります。家電量販店にパソコンを見に行き、いま一番新しいWindowsのOSであるWindows Vistaの製品で、今までずっとノートPCだったが今回はデスクトップPCをということで、なんと地デジ受信機能もついているこちらを購入したのですが、蓋を開けてみればCPUはCeleron Mだし、テレビまわりのシステムは標準ソフトウェアと噛み合ってないし、Vistaだし、チャンネル更新のため勝手に起動して夜中とかうるさいしで、なかなか癖のあるマシンでした。とはいえ文句を言いながらも五年以上の長きにわたり、ニュー速VIPでホームページ作る企画やったり、ふたば☆ちゃんねるで二次エロ画像を大量に収集したり、とにかく思い入れのあるパソコンではあります。今でも起動すると思いますが、デスクトップ表示するまでにも6,7分とかかかるので、データをサルベージしてからは全く触っていません。

五代目:東芝 dynabook Satellite K20 / WinXP(2010~2012年)

kakaku.com仙台のVALUESTARがあんまり重いということで、もうちょっとマシなマシンが中古で買えるんじゃないかということで、ソフマップで当時まだ評判の良かったWindows XPのノートパソコンを購入しました。こいつはそれなりに軽快に動いて、持ち運びこそしないものの炬燵の上に置かれており、冬はぬくぬくとネットサーフィンができるので良い思い出があります。

六代目:NEC LaVie S LS550 / Win7(2012年)

kakaku.comこれのワインレッドのモデルでした。

大学入学と京都での下宿が決まり、新しくパソコンを買う必要がでてきたところで、大学生協が推すLet'snoteが19万9800円もして高すぎやろということで、やはり家電量販店に行って「とりあえず」選んできた、Core i5のノートPC。持ち運ぶことそんなにないだろうと思っていたが、何度か持ち運ぶうちにやっぱり重いしデカいなということになり、当初の予定通りこちらは実家用に送り返すこととなったのでした。

七代目:Panasonic Let'snote CF-SX / Win7(2012年~2017年)

www.be-stock.comなんかSX2ばっか出てくるんですけどSXの方です。

大学生協のPCコーナー見てたら案の定、春に買い渋ったLet'snoteが激しく寝落ちしていて、7月くらいに12万9800円になったところで現金持って購入。秋には結局9万9800円くらいまで下がってた気がします。このノートPCはあっけにとられるほど軽くて、めちゃくちゃ取り回しが良かったので、趣味勉学ともにフル活用しました。特に夜中、布団に横になりながらPCできるのは最高の体験でした(当時まだスマートフォンを持っていなかった)。それが2016年の冬、前年の秋にスマートフォンの画面を割って代わりにパソコンを手でつかんで持ち運ぶことも多くなった頃、岡山のネカフェに泊まってTweetDeckを見ていたところ手元のコーンスープをキーボードの上にこぼしてしまい、一時危機的な状況に陥ります。家に帰ってレッツノートを分解し、キーボード部分のみ注文して交換することで、DVDドライブが使えなくなった以外はほとんど元通りになったのも束の間、その二日後に家の中で落として液晶画面を破損。こちらは交換するにもパーツ代が3万超えとバカにならないため、以後はテレビ画面につないで利用という情けない状態で一年以上過ごしました。

八代目:SONY VAIO Duo 13 / Win8(2017年~現在)

kakaku.comそんな話をバイト先でしていたら、サークルの先輩であり自分を今のバイト先に引き入れてくれたid:minemuracoffeeさんがパソコンを譲る約束をしてくれました。それもなんとVAIO。Let'snoteを使っている間も高くて手が出せなかった代物ですね。これは性能もそれなりに良いながら見た目がとにかくかっこよくて、あんまり親しくない人にまでいいパソコンだと言われたり、フリップの様子を見せて驚かれたりするなどしました。しかしこちらも今年の冬に、深夜大学構内から出る門が閉まっている折に自転車を塀越えさせようとしたらカゴに置いていたトートバッグが落下し足元に落ちていたコンクリートブロックにパソコンの角をぶつけて液晶画面無事死亡という憂き目を見てしまいました。タッチパネル含め、動作自体には特に支障ありませんが、せっかくの見た目が貧乏臭くなってしまいました。そういうわけで今回は迷いながらもAppleCareをつけたわけです。

そんなわけで、満を持して購入したMacBook Pro。これから三年、いや五年は一緒に頑張っていこうな。

九代目:Apple 13インチ MacBook Pro / HighSierra(2018年~)

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