【ツイートで振り返る】ふっこう割で北海道に行き、景色と食べ物を満喫してきた【洞爺湖編】

あらすじ

KMC部員でアルバイト先も同じであるid:Pasta-K君とid:nonylene君、くわえて二日目から六日目まではKMCのOBであるtakemaruさんとともに、11月1日から7日までの一週間、各地のホテルを転々としながら北海道を旅行しました。三日目の晩を定山渓で過ごした我々は、翌朝ふたたび札幌に戻りレンタカーを手に入れ、洞爺湖へと向かいました。

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四日目

定山渓での寝起きは朝食のバイキングと朝風呂の大浴場にありつき、ホテルをチェックアウトしてバスで札幌に戻ります。豊平川にかかる橋の上に眼力のある河童の像がいました。

先にホテルを出たid:Pasta-K君がミッキーマウスの映画を見ている間、僕は岩内から送り返された黄色い長財布を取り戻しに札幌駅のバスターミナルに戻り受付に事の次第を話します。しかし財布はここではなく大通りのバスターミナルに届けられているとのこと。

そこで大通りまで歩いて南下する途中、色々な意味で有名な観光名所である時計台に至りました。

外から写真だけ撮ったあと、目的地に向かっていたら大きな看板がありすぐにわかりました。

そこで黄色の長財布と対面を果たします。北海道は人柄がよくて、中の一万円札の枚数を数えましたが一枚も減っていなくて安心しました。

ついでにテレビ塔に寄ったらイクラの良いアイマスクが売っていたので買いました。

ここから我々はトヨタレンタカーで車を借り、洞爺湖を目指して走ります。まずはid:nonylene君が運転して札幌市内を脱出、一時間ほど走ったら冬になると凍結することで有名な中山峠に至ります。あげいもが名物であるほか、売店で面白グッズが売っていて、ガチャガチャを回すと「あばしり」と書かれたポーチをゲットできました。

そこからは自分が運転を交替して山道を下りていきます。するとだんだん洞爺湖が見えてきて、目的地のホテル少し手前の展望台で車を停めました。

売店の後ろに見晴らしの良い展望台があって、そこから洞爺湖を一望できました。一望といっても、とても広いのと中島があるのとで全部は見ることができません。

それからホテルにすぐ到着し、部屋に入ると突き当たりの板の間の窓から洞爺湖が見えています。

夕食まで時間があったので先に温泉に浸かりました。パノラマとまではいきませんでしたが洞爺湖の風景が見えて、洞窟温泉という変わった浴場もあり面白かったです。バキュームみたいな音がする露天風呂に浸かっていたら、この場所は自分の特等席なのだと笑いかけてくるおじいさんと若干会話し、道民の気さくな人柄を感じました。

そのあと部屋で待っていると夕食が膳で次々と運ばれてきます。

品数が多い上に内容も豪華で、四人ともはしゃぎながら料理を眺めました。

お腹いっぱいになってもお酒は飲めるということで、外に出てホテルのすぐ前にあるセコマことセイコーマートに行きました。驚いたのは4Lのペットボトル、それも20度の焼酎が棚にずらっと並んでいることで、他の地域では見たことがなかったので道民こんなに飲むのかと思いました。

部屋ではid:Pasta-K君がCanoniNSPiCという手のひらサイズのおもしろプリンターで写真を出力していて、昨日インタビューを受ける僕を撮った写真などが印刷されました。MacからBluetoothで送るとすぐに印刷してくれるので、僕も一枚Insta360 ONE Xで撮った写真を現像させてもらいました。このホテルではゲームセンターが22時で閉まってしまい、エアーホッケー対決が果たされなかったので決着は次のホテルへ持ち越しとなりました。

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五日目

この日は洞爺湖を眺めながら朝食を食べてたら朝風呂に浸かる時間が意外となくて、チェックアウトしたら洞爺湖の湖畔で涼むことでその代わりとしました。湖岸の歩道に足湯があって、ポスト構造主義っぽい解説が付されており面白いと思いました。

湖の周りには遊覧船やボートなどを貸し出す小屋がいくつもありましたが、たいてい十月いっぱいで終わってしまったらしく寂れた印象を受けました。

今日はどこへ行こうかなどと話しながら有珠山の方に向かい車を降りると、噴火の影響で地形が変化して沼ができたり地面が割れたりした迫力のある風景が目の前に広がりました。

山を登りだだっ広い噴火口を見てから、坂を下りて元は消防署だった火山資料展示室を見ました。

写真コーナーっぽいところでは被害の状況を伝える写真にポエムみたいな文章が添えられておりid:Pasta-K君も面白がっていました。

そこから運転手が僕に変わると車は室蘭へと向かいますが、その途中で地球岬という観光名所に寄りました。

ここも、その前の中山峠や展望台もそうだったのですが中国人のバスツアー客がとても多くて、あたりでは中国語が飛び交っていて楽しそうでした。売店では毒まんじゅうが売っていることがアピールされており気になりましたが死にたくなかったので買って食べませんでした。

すでにお昼を過ぎて皆のお腹も減っていたので、回る寿司を食べることにして東室蘭のチェーン回転寿司店に行きました。僕はとろサーモンやニシンの握りを食べ、他の三人は最後にあら汁を頼んでいたのですが大きな椀に入った豪華な汁物が来てお腹がいっぱいになったようでした。

そして我々の車は次のホテルに到着したわけですが、僕は車に携帯を忘れたと思って離れた駐車場に一度戻り、そのあとホテルの豪華なロビーに入るも三人は先にチェックインしてしまって姿が見えず、結局見つからなかった自分の携帯は彼らとともに荷物として自分のリュックサックに入っているので連絡手段もなく、受付で部屋を確認しようにも申込者が誰かもわからなければ名前もわからないというわけで、親切なクロークさんを前に僕はへたり込んでしまいました。しばらくするとエレベーターから明らかに風呂行く格好の三人が降りてきて、やっと部屋に入れると思ったらこれからプールへ泳ぎに行くというので、水着がわりのスポーツウェアを取りに戻ってすぐ屋内プールへと向かいました。

プールの施設としては小規模ながら波のあるプールや流れるプール、ウォータースライダーまであり、童心に帰った我々はシャチの浮き具に乗ったりビーチボールを飛ばしあったりしながら程よい運動をしたのち、今度は本物のパノラマ温泉に浸かり洞爺湖の広々とした光景を眺めながら気持ちの良い風を浴びました。この温泉は本当に今回の旅行イチ良くて、撮った写真は残念ながらないため公式サイトの紹介ページへのリンクを貼っておきます。

www.toyasunpalace.co.jp

で、これだけでも最高なのに夕食のバイキングがこれまでの夕食に輪をかけて豪華で、僕は本当にびっくりしてしまいました。ビールだけではなくワインも飲んだのでこの晩はだいぶ酔いました。

あとレビューによると特にスイーツがパティシエの作るものでとても美味とのことで、僕には別腹みたいな概念がないため少ししか食べられなかったのですが、それだけでも確かに満足できる品でした。

二時間すっかり食事をして会場を出ると、タヒチのダンサーたちがショーをしていたけど人が多すぎてよく見えませんでした。いつもやっているのかと思ったら9月から12月までの期間限定らしく、ちゃんと見る準備すれば良かったなと思いました。

そのあとはゲームセンターで二人は念願のエアホッケーを果たし(どっちが勝ったか忘れた)、 僕とid:nonylene君は久々に太鼓の達人をやるも調子に乗って《もりのくまさん》裏をやったら普通にクリア達成できなくて1曲で400円が消えました。

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部屋に戻ってからはカードを挿すと遊べるタイプのスーパーファミコンで遊んでいました。このカードは他のVODサービスと一緒になっておりチャンネルを変えるたびにAVのシーンが流れて困りました。スーパーファミコンマリオカートで二人ずつ対戦し普通に白熱しました、id:Pasta-K君がスーパーマリオブラザーズを手慣れた調子で8面まで進めている様子には驚きました。四人でさんざんゲームしたあと寝ました。

普通に1日でエントリ書き終わらず30分超過したんですが、明日は洞爺湖を脱出して支笏湖を通過したあと札幌で最後の夜を過ごす話を書きます。

【ツイートで振り返る】ふっこう割で北海道に行き、景色と食べ物を満喫してきた【札幌〜定山渓編】

あらすじ

KMC部員でアルバイト先も同じであるid:Pasta-K君とid:nonylene君、くわえて二日目から六日目まではKMCのOBであるtakemaruさんとともに、11月1日から7日までの一週間、各地のホテルを転々としながら北海道を旅行しました。一日目から二日目にかけては札幌に宿泊し、三日目は余市へ寄り道したあと定山渓に泊まりました。

silloi.hatenablog.com

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前日譚

KMCのSlackで突如生じたビール飲酒イベントで、id:Pasta-K君とid:nonylene君と一緒に北海道に行く予定だった@noname774さんが行けなくなり航空券が余っているという話を聞いていると、その話題が突然自分に降ってきて航空券を引き受ける運びとなりました。他の三人がふっこう割のクーポンでホテルの部屋を人数分押さえている様子を見ていると現実味が湧いてきて、自分も帰りの航空券を予約したことで一週間の旅行の予定が確定しました。

旅行に先立ち、せっかくだから10月24日に発売されたばかりの360°カメラ・Insta ONE Xを買って持っていきたいと思い、発売前日の夜にヨドバシ.comで5万円出して予約しました。しかし発売日を過ぎても在庫確認中で出発の三日前になっても発送されないため、予約をキャンセルしてAmazonで同じ商品を五万円出して注文しました。こちらはちゃんと前日朝に来て、とりあえず撮った写真を出力するところまではいけました。同日に頼んでいたUSB-C用のハブはしれっと発送が遅れたうえ、出発までに間に合わなかった。

あと今回の旅行はKMCで毎年企画されているコーディング合宿という扱いになっているらしいです。

kmc-devcamp2016.hatenablog.com

一日目

家でいろいろ作業していたら意外と時間が差し迫ってきて、最寄駅から関西空港まで電車に乗っていると出発一時間前くらいにターミナルに着きました。そこで同じ頃に着くと言っていたid:Pasta-K君がすでにチェックインを済ませて待っていました。保安検査に入ろうとすると、さっき持ち込み7kg以下に減らしたと言っていたid:Pasta-K君の荷物の重量が突然増えて8kg台になっており、カウンターで預ける羽目になっていました。

保安検査を通過すると意外と良いタイミングで搭乗が始まり、飛行場を歩いてピーチに乗り込みました。さっそくInsta360 ONE Xで写真を撮ったらいい感じの光景になりました。

飛行機に乗って寝ていたら新千歳に着きました。

神戸から先に到着していたid:nonylene君と落ち合い、三人で札幌へ向かいます。二人は交通ICカードを二人とも持っていましたが僕は持っていなかったので、北海道のKitakaをこの際買いました。沖縄を除く全国で使えるらしい。

電車に乗っている間、id:nonylene君がid:hokkai7goさんにSlackで札幌おいしいお店情報を訪ねてみたところgistが帰ってきて、食事の安泰が約束されました。そんなこんなで札幌駅に至ります。

そこから地下道を歩いてホテルのあるすすきのへと向かいます。地上に出ると、19時台だというのに外はすっかり暗くなっていました。夕食に先立ち、ドーミーインPREMIUM札幌にチェックインして荷物を置きます。

部屋は廊下の端っこの方にあって、最初ベッドが二つしかないと思ったら小さな空間にもう一つのベッドがあってびっくりしました。

そのあと街に出たらバニラの宣伝カーが停まっていました。最初バスのラッピングカーにかと思ったのですが、さすがにそんなことはなかった。

この晩はいきなりジンギスカンを食べるために、石鍋亭というお店に行きました。

ジンギスカンともつ鍋を注文しました。ジンギスカンはタレに浸けたものではなく焼いたものを自分でつける方式で、羊肉には臭みがなくあっさりしていて美味しかったです。

ドアにカンファレンスとかのステッカーがいっぱい貼っている店で、id:Pasta-K君がここ来たことあったかもしれへんと最初から言っていたのですが、次に来たもつ鍋に乗っているニラの塔を見て確信に変わったみたいでした。

店のおばちゃんがどこから来たのかとか色々喋りかけてくれたのですが、店内にその絵が掲げられているくらいには名物のおばちゃんだったみたいです。

そこから次にモルトヘッズというバーに行きました。自分はウイスキーボウモア12年を飲んだあと、id:Pasta-K君が飲んでいたナイアガラビールが一口飲んで美味しかったので同じものを注文するも品切れで、代わりにハニーアップルを頼みました。

そして程よくホテルに戻り、ドーミーインには必ずついている浴場へ駆けつけました。壺の湯が屋外にあり、涼しくて気持ちが良かったです。

そのあと部屋でid:nonylene君が持ってきたニンテンドースイッチで、ぷよぷよの対戦を午後3時までやっていました。id:nonylene君とはいい勝負で、id:Pasta-K君はフィーバーに持ち込むのが上手かった。

二日目

朝は9時前に三人ぞろぞろと起きました。ドーミーインは全国にビジネスホテルやカプセルホテルが展開されているのですが、このドーミーインPremium札幌の朝食バイキングはイクラの醤油漬けをはじめとする北海道の海の幸山の幸が供されるビジネスホテルとしては異例の豪華さで、少し前に北海道で地震があった際にホテルのキャンセルが相次いだ折にもツイートがバズって有名になったところです。実は僕はつい最近までイクラを食べなくて、少し前に仕方なく寿司のイクラ軍艦を食べたところいける気がしたばかりだったのですが、ここでイクラの醤油漬けを乗せた海鮮丼を食べたらイクラがすっかり好きになりました。

腕にいつも着けている数珠が見つからないのを心配しながら(このエントリは飛行機の中で書いているのですが今またやっぱり腕から消えていることに気づいた)ホテルをチェックアウトし、札幌の街を歩き始めました。すすきのを出るとすぐに千歳鶴の酒ミュージアムという施設が現れました。

めちゃくちゃ細かく書き込まれた醸造工程の記録や実際に醸造に使う湧き水、歴代総理大臣から送られている色紙などを眺めました。まだ二日目なのでお酒は買いませんでした。

東に出て二条市場を通過し、豊平川にたどり着いたあと、大通りの方に戻って条里制の起点の石碑を前に「原点!w」とか言ったりしました。

それからすぐ近くのさっぽろテレビ塔に移動しました。

他の観光客が撮っている地点で自分たちもテレビ塔を撮っていると、取材陣っぽい女性と目が合ってこれは来るなと思っているとインタビューを打診され、三人がそれぞれインタビューを受けました。

三人とも薄着だというので寒くないか、どんな気温が好ましいかといった質問を受けました。自分が一番薄着でしたが、明日からは暖かいらしいけれども今くらいの気温が続いてほしいみたいなことを言った気がします。これら三人のインタビューのうちどれかがHTBの「イチオシ!」という番組で放送されていそうですが誰も手元でテレビを見ることができなかったため確認できていません。情報求む。

そのあとid:hokkai7goさんおすすめのスープカレー店であるPicanteに行きました。

インドの宇宙論的なコンセプトの店で、三人ともデーヴァナーガリー薬膳みたいな名前のスープカレーを注文しました。スープカレーは朝食でも食べたんですがスパイシーな辛さがあって、2.5辛でもけっこう辛くて汗をかきました。金髪ショートの店員さんが可愛かったので次に札幌来た時また行きたい。

それからHTB本社で二人はonちゃんグッズや水曜どうでしょうのグッズを見ていましたが、僕はどちらもよく知りませんでした。

次に北海道庁旧庁舎・赤れんが庁舎で道北の物産展をやっているというので移動しました。

手前にある銀杏並木が綺麗な黄色に色づいていました。

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id:Pasta-K君が森の雫という樹液のボトルを買っていたらご当地ゆるキャラに絡まれていた様子が面白かったので動画を撮りました。

赤れんが庁舎では、北方領土は日本固有の領土アピールがすごくて国家イデオロギーをひしひしと感じることができました。 

北方領土エリカちゃんの動画も流されていて、北方領土グッズのくだりからは特に狂気を感じました。

 

それから地下通りに戻り、北海道に上陸したばかりのクリスピー・クリーム・ドーナツに並ぶ行列を眺めたあと、カフェで一服しました。コーヒーを頼むと白い恋人が付いてきました。

そこから地上に出てくると17時でもう暗くなっていました。

それからミルク村という面白い体験ができるスイーツ店に来ました。

どういう体験ができるかというと、130種類から選べるウィスキーやブランデーなどのお酒を特製ソフトクリームの上にかけ、口の中に広がる香りと甘みを味わうという貴族の遊びが楽しめます。意外にも一本18万とかするブランデーよりバタースコッチとかの方が美味しかったです。

店を出ると、外に到着していたtakemaruさんと合流しました。札幌駅方向へ向かい、四季花まるという当地の寿司店に行きました。今回行った店は寿司が回らない店でした。

海鮮を味わいながら根室の方から車を飛ばして来ている、やはりKMCのOBであるjf712さんの到着を待ち、OBおすすめ情報である味百仙というお店に来ました。

ここでは日本酒を飲みましたが、仙禽という栃木のお酒が個人的には美味しかったです。

壁にかかってる居酒屋にありがちなポエムが迫力のあるやつでした。

それから三次会と称してNORTH ISLANDというビアバーへと人々は向かいました。

移転してビルの上層になったらしく、夜のすすきのを見下ろしながらビールが飲めました。このとき自分はもう気力がなくてビールの味をあまり覚えていない。

その後さらに一同は次の店へと向かったそうですが、僕は早く風呂に浸かりたかったので昨日と同じホテルにチェックインしてお先に床に就きました。

三日目

朝はやっぱりバイキング。今日もイクラをたくさん載せました。

チェックアウト後、一同は札幌駅へ移動して余市に向かうバスに乗り込みました。車内ではOOHYOを聴いていました。

バスを降りて駅のコインロッカーに荷物を預けているときに、財布の一つがなくなっていることに気づきました。

余市ではニッカウヰスキー醸造所を見学したのですが、現金10万円が入った財布のことが気が気でなくて説明はあんまり読めていません。

www.nikka.com

バスの車内に置き忘れた可能性が高かったので、すぐにバスの到着地の営業所に連絡してあったとはいえ、発見の連絡があるまでは気が気でなかったです。最初見つからないと言われ、その後ちゃんと調べて見つかったと聞いたときはほっとしました。

ほっとしすぎてウィスキーを前に嬉しそうにしていますね。

あと醸造所出る前に売店で買ったニット帽が良くて、個人的にとても気に入っています。

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帰りは電車に乗りました。小樽を越えると二年前北海道に来たときに朝里あたりまで海を見に来たときのことを思い出していました。

真駒内を経て、次の宿泊地である定山渓に至りました。

ホテルにチェックインしてすぐに夕食のバイキングに向かいます。

定山渓には高校生の時にスキー学習で泊まりにきているのですが、そのとき泊まったホテルここだったのでは…という思いが、各地点の景色を見るごとに確信に変わっていきます。

温泉に浸かる前に、バスで来るとき綺麗だった定山渓の夜景を写真に収めてきました。

また手前には小さな公園があって、足湯が提供されていました。

温泉が湧き出て煙が出ている滝も見ました。

温泉に浸かった後、地下のゲームセンターでワニワニパニックをやったら僕がめっちゃ打つの速くて三人どころかその日一番になってしまい笑いました。

その後、僕はだらだら夜を過ごしたのですが、id:Pasta-K君はこの間にも写真を取り込んだりエントリを書いたりしておりすごい。

三日目まででこんなに長くなったので今回はここまで。四日目は定山渓を脱出し、洞爺湖へと向かいます。

京田辺から今出川まで歩いたら詩人・尹東柱と再会した

あらすじ

同志社のサークルがやっている、京田辺から今出川までの35kmを朝から晩まで歩くというイベントに参加しました。若者たちとたくさん話せてとても楽しかったです。目的地の同志社今出川キャンパスで韓国の詩人・尹東柱の詩碑と対面し、胸がいっぱいになりました。そのあとid:minemuracoffeeさんがやっていたCafe UGの卒業パーティーに参加して台湾料理を食べました。

イベントについて

同志社のお散歩サークル「ぽち」が毎年この時期に開催している、同志社京田辺キャンパスから今出川キャンパスまでの約35kmを、朝から晩まで歩いて最後にカレーを食べるというイベントに参加しました。そこの会員である知人から案内があり、若者と交流する良い機会だと思い申し込みました。

当日

僕以外にも界隈から3人ほど申し込みがあったはずですが、集合時刻は京田辺に8:50と非常に朝早かったため他には誰も起きることができず来てみれば自分一人でした。参加受付の時に班番号が振られ、自分が割り当てられた班には二人の会員がいたのですが、両者とも気さくに話を振ってくださり、スポーツウェアを着てきたため一見ガチ勢っぽく見えてしまう自分も難なく輪に溶け込むことができました。

開会の挨拶や体操ののち、京田辺キャンパスを出発します。前途は長いですが、指令という名目で参加者同士の交流を図る様々なアクティビティが提案されていて僕は感心しました。僕の班のリーダーは陽気な人だったので、それらの指令を順調にこなしつつ前へ前へと進んでいきました。その過程で、同志社生の生活実態を伺うことができたり、自分と共通の趣味が見つかったり、有益な食べ物情報が手に入ったりと、いろいろな学びと楽しみがありました。午前中の間は僕もおとなしく参加者たちの話を聞いていたのですが、この班のメンバーはどれも個性的でよくしゃべるので面白かったです。

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八幡市久御山町の間あたりにある流れ橋というところで一回目の休憩を取りました。お昼に食べたいものはと聞かれたので「肉」と書いたら写真を撮られました。その前後は木津川の河川敷をひたすら歩いていって、やがて久御山町のイオンでお昼休憩となりました。お昼ご飯に買ったオムハヤシが意外と美味しかったのと、リーダーがおごりとして振舞ってくれたオレンジのアイスバーが冷たくて心地よかったです。

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お昼からは班のメンバーチェンジがあって、また別の参加者と会話しながら歩くことになりました。そのうちの一人である一回生の彼とは、団地や街のつくりとかが好きということで会話が非常に弾み、巨椋池はこうだ向島ニュータウンはこうだ、竹田にはこういう土地があってなどといった話をしたら、相手もたいそう興味を持ってくれて熱心に聞いてくれたので、こちらも熱がこもって界隈の最悪な話などもしてしまいました。彼とは連絡先を交換しそこねたのですが後日またしゃべりたいですね。

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竹田を越えてからは午後からの班のリーダーの会員と色々しゃべりました。街中に入ると道が狭くなるので基本二列となり、必然的に隣の人とよく会話することになるのです。彼女は僕が参加するきっかけとなった案内の主である会員とよく通じているらしく、その周りで読書の機運が生じていた國分功一郎『中動態の世界』をはじめ、学問や大学生活の話を盛んに聞いてきました。それに応じて私もペラペラとこれまで勉強してきたものごとを語っていたのですが、それに対して彼女がすごい、すごいと首を振りつつ聞いてくれるので、喜びつつも自分が調子に乗ってあんまりしゃべりすぎないかと内心焦りました。参加者は同志社の学部生が多く、その中で京大のそれも修士ともなると一目置いて見られるわけですが、このようにして褒めそやされているとだんだんいい気になってくるわけで、こうして承認の過剰摂取状態から中毒状態に陥った人が若い後輩に悪行を働くのだなと思いつつ、自らを戒めるに至りました。僕はまだ理性のある人間で良かったです。

件の竹田を越えて、いよいよ京都も洛内に入ってきました。十条だかの河川敷の階段で休んだところから自由歩行となり、その際勘合貿易みたいに画像の片割れの相手を探すというアクティビティがあったのですが、左前方に座っている会員が自分と同じカズレーサーの写真を持っていたので秒で解決しました。そこからは河川敷をひたすら北上し、僕は鴨川右岸の団地群を見ながら一人で興奮していました。

そのあと五条公園で最後の休憩があり、僕は18時から始まっているCafe UGの卒業パーティーにどのタイミングで抜けていくかなどと考えながら歩いていたのですが、そこで一緒に歩きはじめた三回生の彼が、京都の歴史的な地理への関心が近いのもさることながら、僕自身にも大変興味を持ってくれて、自分が教えた屋台村に今度飲みに行きましょうと言うので参ってしまいました。やはり同志社の大学生ともなると興味関心が似通ってくるものですね。

そうこうしているうちに最後の御所構内を抜けて今出川キャンパスにたどり着きました。そこで彼がふと、今出川キャンパスには韓国人のツアー客がよく観光に来ていると言うものだから、僕はすぐにピンときて尹東柱のことだろうと返すとまさしくその通りだ、集合場所のすぐ近くに彼の碑があると言うので喜び勇んでついていくと、そこには尹東柱の碑が二つ佇んでいたのでした。

尹東柱というのは韓国(朝鮮)の詩人です。延禧専門学校で四年間学んだのち、同志社大学文学部に留学しで英文学を専攻していましたが、民族運動にまつわる過激な思想のかどで当時の警察に逮捕され、福岡刑務所における人体実験のもと30歳に満たぬ短い生涯を終えました。その間に書かれた数十の詩は清冽な言葉で綴られており、韓国をはじめとする青年の心を捉えつづけているが、私もまたそのうちの一人でありました。三年前の冬に海外派遣で短期留学した延世大学校は、まさしく彼が学んだ延禧専門学校の前身なのでした。

そのようなわけで、この折に彼の詩碑に立ち会ったのは僕としては感無量で、歩きづめで股関節が擦り切れたのも忘れて碑の前に立ち、参加者たちを差し置いてしばし感慨に浸りました。とはいえそれも束の間、すぐに集合場所に戻って閉会の挨拶と乾杯を耳にしたあと、明徳館の食堂の中でカレーを食べました。おかわりがたくさんあるので三杯も食べたところ後で後悔する羽目になりました。そこから様々な企画の結果発表がありましたが、午前中の使命の結果とやらが自分の班が案の定一位だったというので、ミニオンの容器に入ったお菓子詰めを景品としてもらいました。僕は容器だけいただきました。

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会員の人が急いで作成したスライドショーを見て一同感傷に浸ったのち、僕は駆け足で出町柳のRiversidecafeへと向かいました。時刻は21時を過ぎ、Cafe UGの閉店までは二時間を切っていたからです。

会場はすでに温まっており、例のパーティーグッズも発火したあとでした。なんでも、それに火を灯すとハッピバースデーソングが流れた後、ハスの花を模した形態が開き、中から人形が現れて、その花びらの上に蝋燭が灯されるというギミックのものだったそうで、動画を見せられましたが非常に面白い代物でした。そこで自分はパンと台湾ビールを飲み食いし、加えて魯味(lu wei)という台湾料理を食べました。滋味があり酒のつまみにちょうど良かったです。飲み足りなかったのでコウリャン酒を注文したところこれが58度の強烈な蒸留酒で、23時までに飲み終わりませんでした。さすがに眠かったのでこの辺で切り上げ、私はふらふらと家へと戻って行きました。風呂だけ浴びてクタクタになって床に就きました。

まとめ

イベントは意外と治安が良く、企画側の会員たちも工夫を凝らして盛り上げることに努め、参加者である同志社の若者たちはどれも気のいい学生で、非常に楽しく有意義な時間を過ごすことができました。来年はおそらく東京にいるので参加することはないと思うけれど、最後に京都の下道を歩き詰める経験ができて良かったです。色々の機会を与えてくれた友人がたに感謝します。

Scrapbox Drinkup #6 Kyoto に参加してワインの話をしました

あらすじ

昨日10月26日、Nota Inc. のオフィスで開催された、Scrapbox Drinkup #6 Kyoto に参加しました。IPA 柚子無碍をはじめとする美味しいものを食べたり飲んだりしながら、自身も飛び込みでLTをし、@rakusaiさんや@akiroomさんほかScrapboxの開発に携わっている方々と話せて有益かつ楽しかったです。

イベントの概要 

Scrapbox Drinkup はScrapboxのユーザーと開発者がビールを飲みながら交流できるイベントです。今回で第6回目になりますが、京都のそれもNota Inc. で開催するのは今回が初めてだったそうです。Nota Inc. のオフィスには友人の@pastakくんがTGIFを開く度に行っている気がしていて、今月行ってないなと思っていたら今回のイベントが事実上のTGIFになりました。

nota.connpass.com

参加登録はconpassから行いました。Scrapboxに参加者向けの共同プロジェクトがあり、資料がこちらに公開されているので、今回参加できなかった人も見ることができます。

scrapbox.io

イベント当日

雨がポツポツ降る中、烏丸今出川まで来てオフィスのあるビルの前に来ると、いつものように入口のドアにビラが掲示されていました。

19時ごろに到着し、待っているうちからビールが提供されはじめました。KMCの部員も5人くらいになりました。食べ物第一陣のたこ焼きが開放され、19時半にイベントが始まりました。

司会は@pastakくんで、彼が樽で仕入れてきたクラフトビールの紹介がなされました。西陣麦酒計画のIPA 柚子無碍というビールで、彼による触れ込み通り非常に口当たりがよく美味しかったです。

次に、Scrapbox開発チームから発表ということで、@shokaiさんからは新機能の紹介が、@rakusaiさんからはインターンシップについての報告がなされました。最近スマートフォンから編集するときに "Edit" という吹き出しが出るようになった気がしていたのは気のせいじゃなくて新たに追加された機能だったのか!とかいったことに驚きました。議論がScrapbox上で勝手に進むという話で、「人間の顔を見ると理性を失ってしまう」(だから対面では公正な議論ができない)という言葉がが面白かったです。

それからやはり開発チームである@daizplusさんによるリンクやハッシュの相互関係の視覚化に関する発表を聞いたのですが、これがすごかったです。Scrapboxのページ同士がリンクやハッシュといった関係づけごとに(しかも動的に)可視化され、それぞれのページの重要性や関係性がとてもよく理解できるようになっていました。自分ではまだ試していないですが、今後の(あと三ヶ月もないですが)研究における概念の整理と図式化に非常に役立つもののように感じられました。

その後は懇親会の中で各自が勝手にLTをするということで、まず@rashita2さんが自身の活用方法について発表されました。薄々そんな気がしていたのですが彼は自分も先日読んだ『Scrapbox情報整理術』著者の倉下忠憲さんで、「これ本で見たやつだ!」ってなりました。ご自身のブログで今回のイベントについて丁寧にまとめていらっしゃいます。

rashita.net

で、自分も実はLT用の資料を作っていたので発表をしました。みなさんScrapbox上でスイスイと発表資料を作っていて自分はGoogleスライドだったので恐縮だったんですけども、経緯の説明からScrapbox上での実演まで会場の反響は結構大きかったので嬉しかったです。Scrapboxでワインの知識と飲んだ体験を結びつけていこうという試みです。

scrapbox.io

そのあと途中からはてなでの仕事が終わって@tkzwtksさんと一緒に来た@hitode909さんが、先日のウェッパの裏でもScrapboxが使われていたという話を、それから@pastakくんがKMCにおけるScrapboxほかWikiやBlogサービスの(メチャクチャな)利用実態についての報告をしました。

そして発表をしたわたしはScrapbox特製グッズをもらいました。

マグカップに加えてマウスパッドまでいただけました。

その流れで@rakusaiさんや@akiroomさんとe-Sportsの話とかをしていて、自分は「e-Sports選手を傭兵として雇って代理戦争させるとディストピアになる」というランチで聞いた話をしようとしたのですが酔っていて支離滅裂になりました。

それから@akiroomさんたちから深圳の街がめっちゃいいという話を聞いていて、@nyanko15さんも中国語喋れるらしいし深圳絶対行きたいという話をしました。

あと意外なところだと@yuisekiさんとメディア論の話をし、@akiroomさんからもM. マクルーハンの『メディア論』を薦められるなど、研究の上でも学びがありました。

イベント自体は意外にも無難な時間に終了し、自分は翌朝病院に行きたかったので雨の中帰ったのですが、残ったメンバーはそのままサイゼリヤに行きさらに追いビールを飲みに行ったようです。やばいですね。

ともあれ美味しいビールが飲めてピザや唐揚げも食べられて楽しい空間でした。

 

【悲報】布団をコインランドリーで洗濯した結果wwwww

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羊毛の敷布団が縮んで小さくなりました。

きっかけ

私はハウスダストアレルギーです。いつもくしゃみや体のかゆみに苦しんでいます。

ある日、布団に横になって眠るときに体が痒くなっている気がして、特段不衛生にしているわけではないのですがダニはどの家庭の布団や布製品にも棲息しているので、これが気になって眠れなくなりました。以前から天日に干したり掃除機で吸ったりもしていたのですが、どうやら生きているダニには効果がないらしく、これらを殺すには高温で乾燥させるか薬剤を使うかしかない、とのことでした。

とにかく気が狂いそうだったので、すぐにドラッグストアでダニアーススプレーを購入し、布団の下の吸湿マットに振りかけてから、近所の比較的新しいコインランドリーに布団三枚を順次運んで行きました。

コインランドリー

初めての利用だったのですが、コインランドリーは体験が良かったです。室内は土足禁止となっており、マシンから除菌されたスリッパが出てきます。洗濯に必要なものはだいたい揃ってあり、夜にはルンバが勝手に掃除してくれるようでした。

洗濯乾燥機と乾燥機など、いくつかの種類の大型機械があって、どれに入れようか、そもそと自分の布団は洗濯してもよいものなのかと思っていると、やはり同じく初めての利用であったおっさんに色々教えていたおっさん達が、洗剤は勝手に入れてくれるのでいらない、洗濯と乾燥は別にしたほうがよい、など有益な情報を提供してくれました。同じことを家族に話したら布団は洗濯するものではないとか天日干しで十分とか適当なこと言われたのとは大違いでした。値段は一度の洗濯で800円から1200円くらいして、思いのほか高かったです。

それで、敷布団二枚と掛布団一枚を順次洗濯・乾燥しました。敷布団は一枚がポリエステル80%と綿20%、もう一枚が後で確認すると羊毛100%だったみたいで、掛布団は羽毛です。それらを閉店までに乾燥まで済ませて、再び背中にくくりつけて自転車で家まで持ち運びました。布団からは「お日さまのにおい」がしました。

この晩はとりあえず下の敷布団と掛布団は乾いてそうで、夜も寒かったのでこれらに挟まって寝ました。体が痒くならなくて良かったです。もう一枚の敷布団はまだ乾ききってなさそうだったので、翌日もう一度乾燥させることにしました。

翌日

午後、ふたたび敷布団を乾燥機に放り込んで30分乾燥させ、自宅に運んで帰りました。この時点でなんか固くなっており、型崩れしたかなと不安な気持ちになっていました。家に帰り、部屋で布団カバーをつけていると明らかに幅が余ります。ガバガバです。ここに布団が縮んだことが明らかになりました。もう一枚の敷布団の上に重ねてみるとその差は歴然、型崩れどころか完全に縮こまってしまっています。

調べたところ、その布団は羊毛でできていて、この羊毛というのは洗ったり乾燥させたりすると縮んでしまう性質らしく、しかも元には戻らないそうです。残念。

仕方がないので今後はこの硬くでこぼこした布団の上でしばらく寝て、臥薪嘗胆をしたいと思います。

学び

今回の学びは、羊毛製の布団(綿布団も)をコインランドリーで選択すると1割くらい縮んで使い物にならなくなる、でした。みなさんも布団をコインランドリーで選択するときは表示をちゃんと読むようにしましょう。

結婚パーティーで婚姻にまつわる語源について話した

先日、バイト先のチームメンバーである@hitode909さんと@corinyouさんの結婚パーティー「ウェッパ」に参加しました。

3次会のLTで@hitode909さんとの思い出を発表するシーンがあり、僕は豆知識的なものを披露しようと思って結婚の言葉や漢字の話をしたのですが、思ったより受けて良かったので、ここに台本つきで公開しておこうと思います。

(台本)

こんばんは。

シロイです。

誰、となると思うんですが、 

hitodeさんのチームメンバーです。非エンジニアリングまわりのことをしています。

最近やったこととしては、LINEで飲み会の話をすると、地名から勝手に飲み会の場所を提案してくれるbotを作ったりだとか、

「#つくりおき」というブログでトマトの雑マリネという記事を書いたりしました。

あとこれは去年の11月ごろの写真で、右が僕です。左は向こうにいる桐生あんずです。ハロウィンでもこの格好をして、下のDEN-ENでhitodeさんたちと飲んでいたんですが泥酔してしまい、ミネムラコーヒーさんにタクシーで家まで送ってもらう羽目になりました。

さて本題ですが、

僕は文字と言語が大好きです。

それで、まずは結婚の婚という漢字の由来について考えてみたいんですね。

婚という字は女に昏(たそがれ)と書きますけど、

これは説文解字によると、女はまあいいんですが、昏というのは女が陰陽五行説で陰に属するということのほかに、黄昏時に結婚式をどうもやっていたということだそうで、そこから来ているらしいです。

ただ婚には別の字もありまして、これはどうなっているかと言いますと、傘のようなものを被った女の人が、嫁に入る家に手を引かれて歩いて泣いている、ということになるそうで、昔の人の結婚は必ずしも幸せではなかったようですね。

今度は日本語だとどうかと言いますと、

婚という字には「よばう」という読み方がありまして、

これは「呼ぶ」という語を継続して行う、つまり求婚するという意味なんですが、よく「夜這い」というような意味は元々はなくて、後世の人々による後付けなんですね。

で結婚を表す古語には色々ありまして、

見る、見ゆ、逢ふ、合はす、配る、預く、言ひ寄る、住む、添ふ、枕く、目合ふ、

といったようにこれらの語彙はだいたい性交を含意しています。

見る、という語彙にしてもこの意味が三番目に出てくるわけですね。

で、見るという言葉には面白い話がありまして、

四年前くらいに茨城県の方で土器が出土したんですけれども、それに国字が刻まれていると。

で、ここなんですが、どういう漢字が書いてあるかというと、

こういう、見ると見るを逆さまにして組み合わせたような漢字なんですね。

これは「ヒルクナカヒ」と読んで、やっぱり男女の交合を表す字だったそうです。

この「クナガフ」という言葉にしても、やはり結婚の婚という字が当てられていますが、同様の意味で使われていたそうですね。

ところで見るといえば、

うちのチームには「みるみる会」というのがありまして、

まあみるみるということはとても大事なのであります。

ということなので、お二方には是非とも素敵なみるみるライフを送ってほしいと思います。

以上です、ありがとうございました。

(台本おわり)

@hitode909さん@corinyouさん本当におめでとうございます!!!!

LINE BOOT AWARDSの学生ハッカソンに参加して半日で飲み会提案botを作った話

あらすじ

9月29日に京都で開催されたLINE BOOT AWARDSの学生向けハッカソンに参加し、そこでLINE Messaging APIを使ったプログラムをチームで制作して、「飲み会提案bot」というアプリケーションをローンチしました。惜しくも賞は逃しましたがショートコントの受けは良く、パーティーで10人くらいと連絡先を交換しました。

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linedev.connpass.com

コードと技術記事

コードはGitHubで、技術記事はQiitaで公開しています。

github.com

qiita.com

前日

開催前日、接近する台風24号の影響により、土日の2日間が予定されていた期日が1Dayに変更される旨がメールで通知されました。それに伴い、資料を参考にLINE Botおよびスキルのハンズオンを終えて来るようにとの指示が下りました。そんな、と思いつつ夜中の26時くらいに一時間くらいかけて書いてある内容を終えました。Herokuなどの設定が済んでいたこともあり、デプロイするところまで簡単にできました。

 

オープニング〜アイデアソン

雨の中、20〜30人の学生が会場を訪れました。おもむろにオープニングが始まったのでプロジェクションを見ていました。

イベントについてと技術面の簡単な紹介が終わった後、個人参加者は近くの参加者と4人程度のグループを作り、アイデアソンということでマンダラチャートが書かれたシートが参加者に配られました。マンダラチャートはプロ野球の大谷選手が目標達成ツールとして用いていたことで以前話題となりましたが、マンダラートという名前で発想法としても使われているようです。

swingroot.com

写真を撮ってくるのを忘れましたが、僕は真ん中に「酒」と書いて単語を色々書き込みました。その中からキーワードを一つ選んで、それに関するアイデアを1枚のスライドに落とし込もうという流れになりました。当初から飲み会に関する何かを作ろうと考えていたので、僕は飲み会に関するスライドを2枚書きました。その後、他の参加者のスライドを見て回り、よさそうなアイデアには星をつけるというのをやったところ、飲み会提案botというアイデアに9つの星がつきました。

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僕としては他方のアイデアを採用したかったのですが、このあと星が多い上位5つのアイデアを基にチーム編成がなされたので、その案はとりあえず引っ込めることにしました。メンバーは意外と集まらなくて、結局2人で制作することになりました。

制作

チームメイトは学部二回のPythonスクレイピングとか機械学習やりたいっていう勢いのある子で、APIで居酒屋情報を取得するという今回の目的にとってはちょうどよい組み合わせでした(彼自身はAPIスクレイピングを混同していたようですが)。居酒屋の情報はぐるなびが提供しているAPIで取得できることはすぐにわかったので、彼はそれを利用して居酒屋情報を取得するプログラムをさっそく書き始め、自分はとりあえずbotが動くようにチャネル(LINE@アカウント)の作成とサンプルbotの実装を進めました。

正午になるとランチとして弁当とお茶が提供されました。3種類あったのですが一番人気の焼肉とんかつ弁当は秒でなくなりました。後でTwitterハッシュタグ #linebootawards 見たら画像あげてる人みんな焼肉とんかつ弁当で笑った。

チームメイトの彼は速攻で食べ終わってプログラムの続きを考えていたので、自分もどんなbotにするか考えていたら、テクニカルエヴァンジェリストの立花翔さんからbotが送るメッセージの便利なテンプレ作成サイト(繁体字)を教えてもらいました。

その後わりと我々のチームは首尾よく作業が進む感じになり、LINEのサポートの人たちに助けを求める機会がなかったのはひょっとするともったいなかったかもしれません。ともかく僕はQiitaの記事とか参考にHerokuにデプロイしてみたらbotとしてちゃんと動くようになり、ひとまず完成への見通しがつきました。

その次にメッセージ内容の変更に着手しました。Flaskを使って書かれているプログラムを触るのは初めてだったのですが、コード眺めていたらどの箇所に当たるかがわかったので書き換えてみたらできました。この箇所にAPI叩いて出てきた結果を投げればメッセージとして送信してくれることになります。

で、チームメイトの彼の方はというとデータをJSON改めCSV形式に落とし込むところまでは実装できたものの、APIに投げる対象が地区名ではなくそれに対応する数字4桁のコードではないといけないということで、色々迷いながら地区名とコードの辞書を作る形で実現していました。その結果いくつかの地区にのみ対応という形になったのですが、後でぐるなびAPI一覧見てみたら「エリアSマスタAPI」というのを使うとこのコードを得られたみたいです。

api.gnavi.co.jp

これらのコードを統合するためにGitHubディレクトリをアップロードして共同開発する形になったのですが、お互い初めてだったので彼がクローンできるまでに結構時間がかかりました。その間に僕はClovaスキルの方でもできないかなとインテントを作成したりしていましたが結局こちらは間に合いませんでした。そんなこんなで彼が書いたコードを自分のスクリプトに乗っけて変数でつなぎ合わせ、同時に自分が書きかけていたメッセージ内容から条件となる文言を拾って地区名を取り出すスクリプトを加え、こんなんで果たして動くのかなと思いつつHerokuに再びデプロイしました。最初は案の定動きませんでした。しかし条件を緩くしていくと居酒屋データ自体はちゃんと取得できており、リストをそのまま吐かせるとちゃんとbotが動くことがわかったので、問題はどうやって居酒屋の情報を1件ずつ取り出すかだなということになり、上から順に取り出すという当初の案を改めてランダムに1件取り出す形に書き換えたところ、数回の試行を経て見事期待通りに動きました。この時には思わずチームメイトと喝采を上げてハイタッチしました。

終了30分前にここまでたどり着いたので、その後の時間は二人ともプログラムの改善に取り組む代わりにTwitterなどでの広報に勤しんでいたようです。

プレゼン、パーティー、結果発表

作業時間が終わり、各チームが作成したbotやスキルのプレゼンが順次なされました。半日という短い開発期間にも関わらず、ほとんどのチームが形になっていたのでびっくりしました。やはりClovaスキルを作ったチームが多かった印象です。スライドがいつ作ったんだという感じによく準備されていましたが、実演は案の定Clovaの聞き取りが悪かったりしていずれのチームももたついていました。自分のチームはスライド作る余裕ないなと思ったので、適当に寸劇やることを考えて発表中にその台本を書き、チームメイトと共有しました。

ちなみにあみだくじの結果、自分たちのチームは最後の発表でした。我々も他に漏れず開始前に機器の接続でもたつきましたが、ショートコントを宣言してからはノリと勢いでなんとかなりました。

京産大の安田豊さんのエキシビジョンとサポーターズの紹介の後、パーティーが始まってピザと酒類などが出てきました。前日もピザとビールを飲んだので二日連続の優勝です。期待通りショートコントのウケは良くて、たまたま参加していた同じはてなのアルバイトの学生や、立命や京造の学生と会話したり、名刺を交換したりしました。

ひとしきりピザを食べた後に結果発表がありました。何のチームが受賞したのか忘れてしまいましたが、自分たちのチームが惜しくも賞を逃したのは確かなようです。賞というよりClovaを狙っていたので残念でした。この思いはLINE BOOT AWARDSで1000万を獲ることで果たしたいと思います。

さてパーティーは終わり、ひとしきりTwitterアカウントを交換し、解散後も駅まで参加者と一緒に歩いていると共通の知り合いがいることが判明したりして面白かったです。あとで確認したらTwitterFacebook合わせて10人くらい連絡先が増えたようです。

感想

ハッカソンは実質初めての参加で、数年前にヤフーのに参加してみたはいいものの自分ではコード書けないしアイデアに賛同してくれる参加者もいないしで、とりあえず他のチームに入ったものの途中で抜けたということがありました(ちなみにその時の自分のアイデアがアプリになったものが最近Twittterのプロモーションで流れてきてショックでした)。今回もLINE bot全く作ったことない状況で作ることになり、ちゃんとコードが書けるのか最初はかなり不安だったのですが、botが動くところまでは割とすんなりいき、コードもサンプル眺めてたらそれなりに理解でき、自分でも意外と書けたのでびっくりしました。Clovaスキルを作るのはもっと簡単だったはずで、LINEのような会社がこうした開発環境を提供しているのは大事なことだなあと感じました。

今回は半日でそれなりに動くbotを開発し、ローンチの後LINE BOOT AWARDSにもそのまま応募してしまいましたが、LINE botやClovaスキルがわりあい簡単に作れてしまうことがわかったので、個人的にも便利なサービスを作っていきたいと思いました。またLINE BOOT AWARDSは10月10日まで応募できるので、今回採用しなかったアイデアを締切日までに実現し、1000万円と言わず5000兆円を狙って応募してみようと思います。