Ableton Live ではじめてトラックメイキングした

Ableton Live について

新型コロナの影響を受けて様々なクリエイティブツールがセールを展開していますが、Ableton Live 10 も5/20まで30%オフになっています。

www.ableton.com

それに加えて通常30日間の無償体験が90日間に延長になっています。

www.ableton.com

自分は作曲ツールは MaciPad に標準でついてる Garage Band のほかに、学生料金で安かった Logic Pro X を購入してあるんですけど、インターフェースがゴチャゴチャしすぎて使いこなせず、簡単なミックスしか作れませんでした。Roland の Zenbeats も最初出たときすぐにインストールしましたが、あまり複雑なことはできないなと印象でした。

作曲をすることは小学生の頃の夢で、フリーのMIDIシーケンサ耳コピをやってみたりしたこともあったのですが、DTMソフトウェアって子供にしては結構な価格がするので、ボーカロイドが流行り出した頃も Cubase 高いなあとか思ってた記憶があります。

学生生活も終わりに差し掛かった頃に縁あってDJをやってみることになり、以来人に教わったり人に教えたりしつつ、時々人のイベントに出させてもらったり自分でイベント作って回したりしています。ひょっとすると秋には名古屋の方でイベントの共催を任されるみたいな話にもなってきており、もうちょっとちゃんとした曲をセットアップできるようになりたいし、将来に向けて実績を形として残しておきたいという気持ちもありました。

で、DTM統合開発環境にも色々ありますが自分の曲の趣味からすると、テクノミュージックに強い Ableton Live というのが良さそうということがわかってきて(初めて名前を聞いたのは去年の秋のpastak生誕祭でした)、値段も今の自分からすると手が届かない価格ではないということで、とりあえず無償版をインストールして今日触ってみていました。

触ってみて

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  • IUがすっきりしている。Logic Pro X は全体的に画面の要素が多く、そのくせチュートリアルもついていないしネットの情報も古くて当てにならなかったが、Ableton Live は鼠色を基調とする画面に十分明るいカラーパレットを使用し、アイコンの形もシンプル。初回にチュートリアルを提供してくれるし、左下に常にインフォメーションボックスを表示させておくこともできる。特にソフトを実際に触りながら基本操作を教えてくれるチュートリアルは今時どのソフトウェアでも必須のおもてなしだと思います。
  • 操作性が良くストレスがない。自分は一から曲を作る技倆がまだないのでリミックスやマッシュアップでお茶を濁しているのだが、トラックを放り込んでも、テンポは勝手に解析してくれてシンクロナイズとかも自動でやってくれるので、下準備のための細かい調整に煩わされることがない。キーの調節やフィルターの適用もワンタッチ。しかし下に乗っけた曲でイントロの部分が若干歪んでいる?など、それが万全とも言えない模様。
  • ダンスミュージックやテクノのように、数小節単位のフレーズをループさせて組み合わせるというスタイルの作曲方法に最適化されている。特にセッションビューでリアルタイム録音すると、それをアレンジメンビューで出力できるのはすごい便利そうだと思った。

 作ったもの

soundcloud.com

二年くらい前に初めて人前でDJイングを披露した時にうまくハマった、GD x Taeyang の GOOD BOY と SIN*SKI の人界シミュラークル(인계시뮬레이커)のマッシュアップを、手始めに一曲トラックに起こしました。

昼間いろいろ弄ってみながら組み合わせてたら自分の中ではそれなりに満足できるレベルまで仕上げられました。やっぱり良いソフトウェアを使うのは大事ですね。

しばらくは過去に組み合わせた楽曲のマッシュアップやリミックスをSoundCloudに上げていきつつ、ゆくゆくは自分で一から曲の作れるトラックメイカーになれるとよいです。